新興市場の株式投資

カービュー

カービュー(2155)について分析していきます。(全2ページ)

カービューの事業について

事業内容

クルマの情報ポータル「Carview」(カービュー)を運営している。その他、コンサルティング若干

カービュー社の収益源は・・・

・リスティング広告(売上の90%)
メインは中古車買取業者(ガリバーとかアップル)の査定を仲介することによる収益。また、自動車のパーツ・自動車販売会社の広告をサイト上に載せることによる収益。また自社サイトだけでなく他社のサイトに「カービューの一括査定見積り!」と広告を載せて収益にしている。
・メディア事業(売上の8%)
大手自動車メーカーの広告を載せることによる収益
・コンサルティング事業
中古自動車業者や中古車の起業志望者向けのコンサルティング

一番の収益源は、カービューのサイト上(他社サイトにでも)で自分のクルマの査定見積りを依頼して、その情報が中古者買取業者に流れ、手数料をカービュー社が受けとる、というもの。

1回の見積り依頼で、仮に3社に情報が流れれば、単価(数千円×3)の収益がカービューに入ってくる。査定後の成約率にカービュー社の手数料は影響しないようだ。

【事業の強み

自動車の総合的なポータルでは最大級

【競合について

自動車のポータルとしては最大だが、メインの収益源である中古車の査定については、競合が存在する。カカクコムやgooネット、カーセンサー・プロトコーポレーションなど。

【直近の業績

1月28日に通期業績の下方修正 営業利益約6割減。
中古車市場の落ち込みや、広告主の予算削減が主な要因

事業規模 ★★ 売上高46億 従業員125名 
年収 ★★★ 平均年収528万


カービューの資本・財務分析

【株主構成

もともとカービューはソフトバンクとマイクロソフトが共同で作った合弁会社のために、上場時にもマイクロソフトが約35%の株主であったが、現在では名前が消えている。(これは何を意味するのだろうか)

マイクロソフト社の持株は22%程度まで比率を減らした(市場で売却した?)後に、ノーザントラストに移っている。

(インターネットから情報を拾ってみた)
ノーザン・トラスト社は、世界の企業、機関投資家、個人富裕層向けに投資運用、資産・ファンド管理、信託と銀行取引ソリューションを提供する有力金融グループである。シカゴを拠点とし、米国内18州に84のオフィス網があり、また国際的に北米、欧州、アジア太平洋地域に12カ所のオフィスがある。今年6月末現在、同社の管理資産は3兆2000億ドル、運用資産は6400億ドルに達している。

現在はソフトバンクが過半数を握っており、社長もソフトバンク出身、役員もソフトバンク関係者ばかり。

【資本政策

新株予約権が20年3月期決算時に521株ある。

【財務分析

ネットキャッシュ+39.7億(21年第3四半期時)
余剰資金がたっぷりです・・。上場時に調達した資金が半分以上ですが・・。

経営者・IR

動画あり 感想 うーん・・・。
決算書がやたら長い・・・これほど読みにくい決算書はあまり見たことが無い。
どうも楽観的な見通しを出す会社・・・経営者の発言や決算書の内容から・・・。

【株主還元

配当性向ゼロ ・自社株買い実施していない。


カービューの分析2へ   新興市場の株式投資 トップへ

サービス業(インターネット)

バリューコマース ネクスト サミーネットワークス インタースペース ゲームオン