新興市場の株式投資

ネクスト

東証マザーズ上場のネクスト(2120)について分析していきます。(全2ページ)

ネクストの事業内容

不動産情報ポータルサイト『HOME'S』を運営、HOME'Sは不動産賃貸をメインとして、不動産売買やリフォーム、オークションなどの8つのポータルの総称

その他、地域コミュニティ事業・賃貸保証事業・広告代理事業をやっているが、売上構成としては7%程度に過ぎない。(赤字)

収益源は主に、不動産会社からの物件掲載料となっている。加盟店数×単価=売上高 という単純な計算が成り立つ。

【強み】

インターネットで最大の不動産ポータルを持っていること。

加盟店は基本的には継続して掲載料を払い続ける、ストック型ビジネスのため、安定した収益源を持っていること。

【直近の業績】

今期の業績予想は増収減益となっている。

減益の要因は・・・人件費と広告宣伝費が大幅に増加している。ネクスト社はこの投資分がなければ、営業利益16億はいけると主張している。

ロココムは21年中間で約1.1億の赤字、賃貸保証事業は1.6億の赤字、その他の事業も0.4億の赤字となっている。

【競合】

リクルート チンタイ アットホーム 

事業規模 ★★★ 売上高74億 従業員411名 
年収 ★★★★ 平均年収575万


ネクストの資本・財務分析

【株主構成】

筆頭株主は創業者で社長の井上高志氏、40.7% 第二位は楽天で16.1% 第三位の成田隆志氏は9.5%でホームズの事業本部長 以下5%未満

楽天の資本が入っていることで何かメリットなどは?

【資本政策】

新株予約権 1,642株 平成22年7月29日まで 行使価格 1,439円
新株予約権 1,074株 平成27年6月30日まで 行使価格 7,500円
新株予約権 702株  平成27年3月23日まで 行使価格 33,250円
新株予約権 1,964株 平成24年6月30日まで 行使価格 110,000円

ネクスト全体の発行済株式数 185,709株 全部株式に転換されると3%程度の希薄化
2008年4月に2分割 コレ意味あるのか?。

【経営者】

井上高志社長 ブログあり。ただし長期間の空白の時期があった、昨年末に再開。個人的には経営者がブログを書くなら、説明無しで、こういう長い空白期間を作っては絶対にいけないと思う。

インタビュー記事も多くあり、インターネットで社長の名前を検索すれば、記事や動画を見ることができます。稲盛氏ご自身から教えを請うことができる、稲和塾4年前入塾。

世界平和を目指しているらしい。不動産以外にも医療や福祉に将来的には参入してみたいという気持ちがあるらしい。(このあたりは余談)

【IR】

新興市場銘柄とは思えない積極的な情報開示姿勢は好感。月次情報あり。

【財務】

ネットキャッシュ45.5億(21年中間決算) 

【株主還元】

配当はまだ行っていないが、配当開始も近いか。

昨年末に自社株買いを実施した。発表は7,800株で、そのうち4,000株は市場外で取得、3,800株を市場から取得した。


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