新興市場の株式投資
シャルレ |
シャルレの業績推移です。 更新日2009/05/15 21年3月期の決算
今期については、下方修正も出ていたので特に問題はなし。問題は来期の予想になります。 配当30円→20円 これは、個人的にはまったく問題ありませんが、高配当だけが目当ての個人投資家にとってはマイナスでしょうね。 で、来期の売上については想定以上だったのですが、利益についてはかなり悪い印象。しかしこの売上予想でこの利益というのは、何か特殊要因があるはず(だいぶ筋肉質な体質になっているはずなので)、それは何か?と決算書から探してみると・・・ 「今後は訪問販売事業に加え、協同・補完関係にあたる通信販売事業を新たに展開してまいりますが、その初期費用が収益を圧迫し、一時的に減益となる見込みです」 この部分にかなりの先行投資をしますよ、ということのようです。うーむ・・・これは先行投資というより、ビジネスモデルの転換ともいうべき規模の投資を想定しているのでしょうか?それにしてもちょっと数字が大きすぎる気がしますね。 思いっきり保守的な予想なのか、それ以上の何かを想定しているのか・・。ちょっと決算書だけでは分かりません。もしや株価を下げたところでMBOなんてことは・・・(^^;) さて、どうしたものか・・・。 シャルレは事業をレディースインナー(女性用下着)に集中する方針を取っているため、来期以降の業績を推測する上で、過去のレディースインナーに絞って業績の推移を追ってみます。 平成21年 レディースインナーのみ
通期での予想は、売上26,560 営業利益1,730 3Qまでの時点で、レディースインナーの営業利益は2,540百万だが、それ以外の部門で−618百万となっており、合計で1,922百万 過去の業績から、3Qが繁忙期で今期は相当に苦戦したことが分かる。また営業利益が少ないのは、在庫の処分をしたとのこと。4,711→3,657(財務諸表の商品) だいぶ・・・膿を出し切った感じもするのですが・・・。下方修正の要因に、実体経済の影響・・・とあり利益面だけでなく、売上も下方修正していることから、4Qの売上もかなり悪いと見るべきでしょう 下方修正後の売上高が26,560で・・・1割減とすると、24,000ほどか? 他に何か特殊要因がなければ、営業利益で15億ぐらいは期待できそうだが・・。どうなりますか。 平成20年
平成19年
平成18年
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