新興市場の株式投資

シャルレ

大証2部上場のシャルレ(9885)について分析していきます。色々と・・・話題の尽きない会社です。

分析日2009/04/21

シャルレの事業について

【事業内容】

女性用下着の製造・販売

販売方法は?
シャルレは店舗での販売は行なっていない。インターネット上でも(現時点で)販売は行っていない。購入方法は、販売担当者(代理店・特約店)へ注文する。販売担当者がいない場合は、シャルレのお客様相談室で近辺の代理店を紹介する。

店舗を使わないで紹介?良く分からないのでもう少し調べてみると・・・

つまり、一般の消費者などにシャルレの販売員になってもらって(メイトという)、シャルレの輪みたいなものを作り出し、友人や近隣の人たちに口コミなどで販売していく。(ホームパーティなども開催)

もう少し具体的には・・・

「ねえねえ奥さん、とっても素敵な下着があるのよ!ちょっと試着してみない?」(近所or友人なので断りにくい)「あら、結構いいわね、でも高そう・・・」「でも毎日使うものだから上質のものを選ばなきゃ!」「そうねえ・・・じゃあ少しだけ・・・(やっぱり断りにくい)」 

こんな感じ?(管理人のイメージです)で、紹介した人にシャルレから報酬が入る。(ビジネスパートナー)さらに、紹介から「一緒にビジネスしない?」となり・・・シャルレの輪が広がって・・・

これマルチ商法というやつでは?(汗)違法性は?

どうやらマルチ商法がすべて違法という訳ではなく、「実態がある商品で、常識を逸脱していないもの」については合法らしい。逆に「悪質で法を逸脱した営業活動を行っているもの」「商品の実体が無いもの」は違法のようだ。

部門別の業績推移

平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年
レディースインナー 36,195 34,106 29,695 28,999 20,835
営業利益 146 1,620 2,189 2,983 2,540
ギフト卸売り 27,184 26,230 24,638 17,268
営業利益 △735 △1,077 19
*平成21年は第3四半期までの累計(通期は下方修正) 単位は百万

平成21年のギフト卸売り事業は売却済
平成20年のギフト黒字化は・・・・平成19年(まだ三屋社長)のリストラ策の効果が出たもので、決算では、前期は赤字だった、みたいに比較してさも林勝哉氏の功績のように・・・以下略
平成17年以降、売上は減少しているものの、筋肉質な会社へと変化させようとした三屋社長の経営努力の成果が出てきているように見えるのだが・・・。売上が減少しているから解任!ってなんだいそりゃあ

レディースインナー(女性用下着)については、売上が徐々に減少している。
しかし営業利益については、増加している。
(決算にはコスト削減と書かれており、具体的な内容までは不明)
足を引っ張ってきたギフト卸売りを整理

シャルレの強み】

自社で店舗を持たずに、販売網を持っていること。
女性下着会社としてはある程度の知名度があること。(良くも悪くも・・・)

競合について】

女性下着の競合企業
上場企業 ワコール グンゼ アツギ セシール マルコ ルシアン 
非上場企業 トリンプ シムリー 



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