新興市場の株式投資

プレステージインターナショナル

プレステージインターナショナルのまとめです。

プレステージインターナショナルまとめ

プレステージインターナショナルのビジネスモデルを一言で言うと、付加価値を加えたコールセンターと言えるかと思います。

ただのコールセンターでは、料金の設定次第でクライアントから委託先の変更をされてしまうリスクが高いので、よりクライアントの業務領域に深く踏み込んでいく、というイメージでしょうか。そして、その委託業務は長くやればやるほど、クライアントとの信頼関係を築くことができ、さらにノウハウを蓄積していくことができるというわけです。

よって、同業他社や新規参入者が現れたときに、そちらさんのほうが安いから、切り替えてみようか?と簡単にはさせない競争力を持つことができます。

現在のプレステージインターナショナルの株価水準ですが、成長余地があるBPO事業を展開していること、ある程度のビジネスの強さと安定性を持っているにもかかわらず、予想ベースPER5〜6倍というのは割安感があります。

なぜ割安なのかを考えてみると、自動車関連のビジネスだと捉えられていること、新興市場の銘柄で流動性に乏しいこと、知名度が低いこと、事業が分かりにくいこと、資産面での割安感が無いこと、円高が進行していること、があると考えられます。

来期については、自動車部門はやはり横ばいか減少程度、その分を金融や保険部門で補えるかどうか?また育成中の不動産やIT部門がどうなるかに注目したいところです。

また興亜損保と損保ジャパンとの経営統合の件も気になるところではあります。IRに問い合わせてみましたが、現在のところ(2009年4月)まだ具体的なことは決まっていないようです。興亜損保の売上比率が高いだけに、大きな影響は出てくるかもしれませんし、逆に、大きなチャンスにもなりえるでしょう。

割安度 ★★★ 資産的な割安感はないが、事業面での割安感はある
競争力 ★★★★ 簡単には参入できないコールセンターといえる
成長性 ★★★ BPOビジネス自体は拡大しているが、景気悪化の影響も受ける
リスク ★★★ ビジネスそのものは比較的安定しているが、売上比率の高い興亜損保の経営統合案件については不透明
総合評価 ★★★ ビジネスモデルは魅力的で、成長性も期待できるが、不透明な部分もあるので3つ




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