新興市場の株式投資

プレステージインターナショナル

プレステージインターナショナル(4290)について分析していきます。(全5ページ)直近の業績

分析日2008/12/27

プレステージインターナショナルの事業について

事業内容

BPOビジネス(プロセスアウトソーシング)を展開している。BPOとは、アウトソーシングの中でさらに深い部分まで請け負う(プロセスまでも)という意味のようだ。

それぞれ、自動車・保険・金融・CRM(ブランド)・IT&不動産(育成中)がある。

・自動車部門(51.3%)
損害保険会社、自動車メーカー、自動車販売会社等が主なクライアント企業。クライアントの顧客(被保険自動車の保有者、自動車購入者)からの緊急要請に対応して24時間年中無休のカスタマーコンタクト業務及びロードアシスタンスサービスを提供

・保険部門(17.1%)
損害保険会社が主なクライアント企業。海外旅行傷害保険のお客様(被保険者)に対して、海外において24時間日本語受付サービスやクレームエージェントサービスを提供するものです。
 また、当部門のノウハウ及びネットワークを活かし、海外駐在員が多い事業会社をクライアント企業として海外での傷害・病気に対処するヘルスケア・プログラムを提供

・通販(CRM)関連部門(10.7%)
海外の通信販売会社及び海外高級ブランドメーカーを主なクライアント企業とし、日本及び海外拠点において一般消費者からの電話、Web、E-mail、ファックスでの注文受付、クレーム処理等のカスタマーコンタクト業務及び購買データ分析などデータベースマーケティングのノウハウ提供

・金融サービス部門(15.9%)
クレジットカード会社がクライアント企業であり、お客様(カード会員)に対して海外及び国内において日本語による24時間カスタマーコンタクト業務を提供

秋田県にコールセンターを開設しており、例えば自動車事故などを起こしてしまった場合に、保険会社に電話したつもりでも、業務委託を受けているプレステージ社のコールセンターに繋がっている、といったイメージ。

プレステージの強み

単純なアウトソーシングではなく、顧客の深い部分まで踏み込んだアウトソーシングまでも請け負うために、簡単に新規参入することはできない。(会社説明)

当社グループのBPO事業の特徴は、単なる業務代行にとどまらず各業界の専門知識・ノウハウや差別化されたサービスを付加することにより、クライアント企業のお客様満足度と企業価値の向上に貢献する点にあります。(有報より)→ただのコールセンターじゃないんだぜ!と主張

競合他社に切り替える場合にもスイッチングコストが掛かる。また業務委託するわけであるから、顧客との信頼関係が重要となる。

競合

各部門にそれぞれ競合が存在する

一般的に言われているのが、財務・経理はアクセンチュア、顧客サービスではもしもしホットライン、購買ではアスクル、人事ではCAC、(敬略)アグレックスは金融機関業界特有のバックオフィス業務、様々な業務に対して多くの企業があります。
また全てに渡って提供している企業は、IBM、日本ユニシスと言われております。(IRより)

また、最大の競合はクライアントの子会社であり、他社に業務委託するか、子会社でやるかの選択肢の天秤に掛けられる。



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