東証2部上場のツヴァイ(2417)について分析していきます。結婚相手紹介サービスの大手企業です。(全7ページ)
分析日2009/04/04
【事業内容】
ツヴァイの結婚相手紹介サービスの内容は?
- @パートナー紹介状の送付
- 相性・適合性診断に基づいて会員に対して結婚相手候補となるべき会員を紹介する。月に2回郵送で、紹介する人数は、会員のコースによって変わる。
- 紹介された人の写真は、本社、支社の端末でしか閲覧できない。(プライパシーの問題?)双方がコンタクトの希望となった場合に、引き合わせサービスを実施
- Aパーティの開催
- 複数の会員と一度に出会える機会としてパーティ、イベントおよびセミナーを当社が主催。全国各地で、会員を対象とした、10人前後の小パーティから300人を超える大パーティに加え、趣味を活かしたクッキングパーティ、スキー、ボウリング等のスポーツ大会、クルーザーを借り切ったイベント等を適宜開催。なお、参加費は別途必要。
- Bその他
- そのほかに、情報誌の発行や、カウンセリング、ブライダルの紹介などを行っている。情報誌として発行していた「AZCニュース」と「出会いの広場」を刷新し、フランス語で数字の2を意味する「Duo」を創刊
会員については、入会費と月会費があり、ツヴァイの売上のほとんどは、これらの2つで占めている。パーティやその他の売上についてはごくわずか。売上比率は、入会金32.3%・月会費63.06%
つまり会員数が最大のポイント。
売上に占める入会金の比率も大きいため、半ストックビジネスといったところか。
【会員について】
≪会員数の推移≫
最新の会員数(平成21年第3四半期 39.5千人(昨年度は40.0千人)
第4四半期には、退会者>入会者となるので苦戦していることは明らか。
平成12年時点では2万人だったとのことで、5年間で倍増 その後は伸び悩んでいる
≪会員の増減詳細≫
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入会者数(A) |
自己都合退会(B) |
会員同士成婚(C) |
年度末会員数(D) |
C/D×100 |
平成20年 |
13,447 |
7,156 |
2,864 |
39,484 |
7.25% |
平成19年 |
13,791 |
7,361 |
3,077 |
39,658 |
7.76% |
平成18年 |
13,204 |
7,433 |
3,666 |
40,075 |
9.15% |
平成17年 |
15,978 |
5,869 |
3,036 |
40,942 |
7.42% |
平成16年 |
17,064 |
5,239 |
不明 |
37,303 |
不明 |
入会者数は減少傾向
会員同士の成婚率もこの2年減少
自己都合退会者数(平たく言えば諦めた人?^^;)は踏みとどまっている
会員数トータルで若干の減少 ジリ貧という見方もできる。
≪地域別≫
関東甲信越53.3% 北陸・中部14.4% 近畿21.9% その他の地域は各3%程度
開拓の余地があると見るべきなのか?
長くなりそうなのでいったん区切って事業2へ続きます。
ツヴァイの強みや市場環境、競合についてまとめています。
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