新興市場の株式投資

エプコ

エプコ(2311)のまとめです。

エプコまとめ

まず事業内容については、大変地味で少し分かりにくい事業ではあります。基本的には設計のアウトソーシング屋さんだと考えれば良いと思います。

それに加えて、ただ設計するだけでは面白くないので、色々と工夫をして住宅関連のコスト削減に貢献できますよ!という部分がセールスポイントだと言えるでしょう。

今後は、住宅関連のアウトソーシングはやっぱりエプコだよね!と言われるぐらい事業を確立していくことが課題になってくるでしょう。さらにいえば、住宅関連でエプコなしでは上手く回らない!というぐらいになれば素晴しいです。

この会社の良いところ(だと私が勝手に思い込んでいる)のは、現在収益源となっているビジネスで安定した収益を保ちつつ、常に未来の収益への種を蒔いているところにあります。

従業員の推移を見れば分かるように、将来のために現在は「積極的に投資している時期」なのが分かります。通常この時期においては、コストが先行し利益が減退します。

もちろん、業績推移を見れば売上の伸びに比べて利益が伸び悩んではいるのですが、その幅が緩やかで、きちんと株主に利益を還元できるレベルに収まっていることは評価に値します。

当面の課題については、エプコシステムの中小工務店への拡販と、カスタマーサービスの受託拡大になると思います。会社としては中国向けビジネスの拡大を言っていますが、これは芽が出るまでに相当に時間を要すると、投資する側としては慎重に見るべきと考えます。

一般的に無成長と認識されている住宅業界の中で、力強く成長する意志を持ち、きちんと将来への布石を打っているエプコ社にとても魅力を感じます。

→その後、エプコ社の株価がかなり見直される時期があったために、すでに割安な状態ではないと判断し、管理人は一旦売却しました。エプコ社の事業内容や魅力が低下したとは思っていません。

割安度 ★★★ 資産的な割安感はあまりないが、収益力から考えれば割安な水準
競争力 ★★★ ニッチな分野に特化しているのである程度の競争力は確保
成長性 ★★★★ 将来への成長のために着実に布石を打っている
リスク ★★ 過去の業績推移から、ある程度安定的な事業基盤を持っているとだと考えられる
株主還元 ★★★★★ 配当性向・自社株買い 言うことなし。
総合評価 ★★★★ 株主として期待も込めて★4つ



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