新興市場の株式投資

日本SHL

日本SHL(エスエイチエル)のまとめです。

日本SHL(エスエイチエル)まとめ

日本SHLは、小さいながらも財務状況は良く、競争力もある企業だと思います。安定的な売上高の推移と営業利益率がそれを物語っています。

ただし、不透明な部分もいくつかあります。前社長の清水氏は創業者でもあり、少数精鋭の企業なら影響は結構あるかもしれません。こればっかりはどうにも分かりません。

また、採用環境が買い手市場に移ったことから、プロダクトで追い風が吹いているとは言え、売上比率の高いコンサルティング事業については、やはり顧客も慎重になるのではないでしょうか。

また、SHL社は業績予想を強気に立てる傾向があるため、社長が変わったとはいえ、若干計画から割り引いて考える必要があると思われます。

現在の新興市場の状況から考えて、PBR水準では決して割安感はありませんが、財務内容的には資産のほとんどが現金であることから、それほど問題ではありません。ただし、新興市場らしい成長性という意味では、やはり物足りないと感じる投資家は多いかもしれません。

ただ、それらの要素を割り引いても随分割安だなーと感じます。はっきり言ってこの業績の安定性と配当利回りならば、銀行にお金を眠らせて置くより数倍お得なはずなんですけどね。安定性と配当を重視するならば、非常に魅力的な会社だと思います。

追記 第一四半期の発表がありましたが順調ですね。もう少し安くならないかな・・なんて狙って監視銘柄にしています。


割安度 ★★★★ 強固な財務体質、事業の安定性を考えれば十分に割安
競争力 ★★★★ 市場は小さいながらも安定的 強力な競合もいない
成長性 ★★ 営業利益率は高水準で、市場が小さいために大きく飛躍する余地は小さい
リスク ★★ 配当利回り、業績の安定性、財務から下値は限定的で下がれば狙っている人は多いのでは。
総合評価 ★★★★ 小さいけれどエクセレントカンパニー 




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