新興市場の株式投資

デリカフーズ

東証2部上場のデリカフーズ(3392)について分析していきます。(全7ページ)

更新日2009/04/18 分析日2008/12/30

デリカフーズの事業について

事業内容

平成の野菜屋(八百屋)さん。といっても家庭に配送する事業ではなく、ファストフードやファミレス向けに野菜を販売している。カット野菜(名前の通りカット済野菜)とホール野菜(カットしない野菜)を販売。過熱野菜に注力している。

ホール野菜:カット野菜=53.6%:31.8% 
その他は、野菜以外の商品(卵や豆腐など)

野菜の中でも、値段で勝負するのではなく品質で勝負している(IRより)
中国産から国内産に切り替え

売上比率は?

19年中間 21年中間
ファミリーレストラン 71.8% 56.8%
居酒屋 8.7% 15.3%
ファーストフード 7.7% 9.2%%
コンビニ・惣菜など中食 11.8% 16.4%%
合計(売上高) 9,930 10,036

ファミレスは、業界全体の低迷の影響もあり構成比率が低下、居酒屋、ファーストフード、中食、の割合が増加してきている。デリカフーズでは特に中食に力を入れている。

過熱野菜とは?
野菜のおいしさ・色・栄養素をできるだけ壊さずに過熱した温野菜。高温水蒸気で野菜を焼く(焼くというより蒸す?)。2007年から新たに商品として売り出し。普通の野菜よりも旨味を引き出せると、デリカフーズでは強調している。

デリカフーズ社員の野菜の日記(ブログ)

デリカフーズの強み

野菜のプロフェッショナル(を自負している)
→高い品質を保持
野菜農家との広いネットワークを持っていること。
→安定価格を実現できる。生産者との情報の共有。
野菜の研究に熱心で毎年1億ほど投資している。大学などとも連携

競合

中小零細の競合多し 上場企業ではデリカフーズのみ
新規参入について。過去にファーストリテイリングが参入を発表→撤退。
昨年度は伊藤忠が参入を発表している。

市場環境

市場規模は野菜の卸全体で2兆円と言われている(IRより)
農業ブーム?で、農家と企業が直接取引するようになると逆風か。



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