新興市場の株式投資

デリカフーズ

デリカフーズのまとめです。

デリカフーズまとめ

まず、事業については過去の推移、また直近の業績などを見ると、ある程度の安定性があると考えられます。ただし、大手企業(ファーストリテイリングや伊藤忠など)の参入などの脅威は常にあることを念頭に置くべきでしょう。(特に昨今の農業ブーム的なもので)

また、現在のところ一般消費者向けには商品をほとんど販売していないので(将来は販売をするようだ)自分の目で直接確かめにくいこと、また野菜の市場などについて情報が掴みにくいという部分があります。その意味もあって現在のような低評価になっているのでしょう。

しかし、デリカフーズのホームページは、意外と情報開示が充実しており、また自社株買いや増配をするなど、目立たないながら、株主への配慮を見ることができます。また、新商品の開発にも熱心で、過熱野菜については売上が軌道に乗れば、面白いことになるかもしれません。

また、現在の景気悪化と、主要な取引先であるファミレスの業績低迷が逆風となる中で、きちんと売上を伸ばしていることは、もっと評価されて良いと思います。

野菜の研究についてはずいぶん熱心で、色々と成果を強調していますが・・・それが将来芽を出すかどうかは分かりません。ゼブラフィッシュと野菜・・・。随分怪しい研究?だなあという気がしないでもないですが、どうなんでしょう・・・?(^^;)野菜の中身が大事なんだ!というデリカフーズの理念には共感しますが、では今後これらの研究成果が収益に結びつくかどうかは、サッパリ分かりません。

株価的にはだいぶ割安感がありますので、デリカフーズの理念に共感が持てて、なおかつデリカフーズの研究が芽を出すに違いない!と確信が持てる方なら(そんな人いるのかな・・)充分にお買い得だと思います。個人的にはそれらの要素を省いても、コアの事業だけで充分割安感はあると思っています。ただ、決め手が無いということも感じます。


割安度 ★★★ 現在の収益性が維持できるならば、それだけで充分割安
競争力 ★★★ 景気悪化のなかでも売上を伸ばしている。
成長性 ★★★ 過熱野菜がポイント また野菜の研究が芽を出せば・・・
リスク ★★★ 気候変動リスク、食に関する安全性リスク、大手参入リスクなど。
総合評価 ★★★ 割安感もあり、面白そうだが決め手が無い




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