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チェルト

チェルトのまとめです。

チェルトまとめ

チェルト社のここが凄い!ということは特にないのですが・・・どうしてこんなに安いの?という疑問の方が先に来ました。何か隠れた悪材料があるのだろうか?成長性がないのか?

イオンの子会社でイオン本体の業績が懸念されますが、それが直接チェルト社に悪影響となるわけではありません。(もちろん影響はあるでしょうが)

そして、この景気後退局面で、チェルトのビジネスチャンスは広がっていると考えています。チェルトの決算書にも、

「小売店や量販店では低価格品へのシフトや値引きが過熱し、店舗資材など経費分野にかかるコスト削減のニーズは一層高まっております。こうした状況のなか、下期より稼動したソリューション営業課を中心として、大口顧客に対する購買代行の提案活動を推進し、第4四半期の受注に向けた取り組みを行ないました。」(21年第三四半期)

とあり、やはり追い風が吹いていると実感しました。ただし、ビジネスサプライ部門は年々利益率が低下してきていることは、大きな課題と言えるでしょう。

また、チェルトのことを調べていると、基本的にネガティブな要素には一切触れないという特徴があります。例えばビジネスサプライ部門でどうして利益率が年々低下してきているのか、そこの部分は決算書にも決算説明資料にもまったく記載されていません。

良く言えば、非常にポジティブと捉えられますが、悪く言えば自分の都合の悪いことは一切口を閉ざす、という風にも捉えられます。自社のマイナス部分にもきちんと視点をあてて、ありのままの情報を開示して欲しいものです。


割安度 ★★★★★ 手持ちの余剰資金は豊富で、事業もそれなりに安定している。両方の要素を合わせれば驚くほど低い評価
競争力 ★★★ 景気低迷期にコスト削減で営業できることは強み。リフレッシュメントはやや頭打ち感もあるか。
成長性 ★★★ 成長する意欲は凄いのだが、ビジネスサプライの利益率が課題
リスク ★★ 資産面での割安感もあり、下値は限定的か。
総合評価 ★★★★ 確かに色々と気になるリスク要素はあるが、それらを割り引いても充分に割安な水準にある




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