新興市場の株式投資

オンリー

ヘラクレス上場のオンリー(3376)について分析していきます。(全2ページ)
有名どころの紳士服業界の中では新興企業で、ツープライスのスーツを始めたのはオンリーだそうだ。

オンリーの事業内容

ザ・スーパースーツストアなどでスーツやシャツ、ネクタイをツープライスで販売。メインのスーツは28000円・19000円。(19,000は一休さんで決めたんだとか。(社長談)まあシャレでしょうけどね)

製造は8割が海外でほとんど中国。

販売の内訳は、61%がスーツで、21%がシャツやネクタイ、18%がその他。意外とスーツの売上比率って低いんですね。

【強み】

ツープライスは今では他の企業でもやっているし・・・オンリーの強み・・・なんだろう。他社と比べて特段に安いということもなさそうだ。品質も抜群に良いということはあるまいし。強み・・・う〜ん。

自分ではオンリー社のお店に行ったことが無いので、インターネット上で噂を集めてみたが、オンリー社のスーツが特別良いという話はないようだ。かといって他社の○○が優れているという話もあまりないのだが。

【直近の業績】

21年第一四半期

増収減益 
キャッシュフローマイナス(昨年度も第一四半期はマイナス) 
たな卸し資産の増え方が危険
進捗率だけ見れば、それほど悪くない

【競合】

紳士服ではおなじみの・・・青山商事(売上1730億)AOKI(830億)はるやま(570億)コナカ(490億)

事業規模 ★★ 売上高76億 従業員332名 
年収 平均年収332万


オンリーの資本・財務分析

【株主構成】

筆頭株主は会長兼社長の中西浩一氏で28.4% 第二位は丸井グループの21.7%、昨年第三者割当増資で資本参加した。第三位はモルガンスタンレー11.4%

【資本政策】

新株予約権 2148株 平成22年11月25日まで。 行使価格136,250円

06年9月に4分割

08年5月に丸井グループが第三者割当増資で資本参加 13,000株

【経営者】

2005年のIOPのときは、中西氏が会長で、社長は亀井芳郎氏となっている。その後亀井氏は退任し、中野氏が会長兼社長になっている。何かあったのかな。

【財務】

ネットキャッシュ+11.8億 丸井の増資で財務は大幅に改善した。

【株主還元】

配当性向決まっておらず。自社株買いなし。

株主優待あり。
4株   自社ネクタイ引換券
販売価格4,095円(税抜3,900円)以下のお好みのネクタイ1本
8株   自社ネクタイ及びシャツ引換券
販売価格4,095円(税抜3,900円)以下のお好みのネクタイ1本及びシャツ1枚
12株 自社株主様限定モデルテーラーメイドスーツお仕立て券
自社株主様限定モデルのテーラーメイドスーツ(男性用または女性用)1着お仕立て券

12株でスーツが貰えるというのは豪勢ですね。高いスーツにならなければ良いですが・・・。


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