新興市場の株式投資
共和工業所 |
共和工業所のまとめです。 共和工業所の株価は、新興市場ジャスダック企業ということや、事業の地味さもあり、間違いなく割安ではあります。しかし主要取引先のコマツの業績が不透明なことから、今期は大幅な下方修正を迫られ、来期についても不透明感が強いです。 私の計算では売上高70億前後まで落ち込まなければ赤字にはならないと見ていますが(結構テキトーな計算です汗)、下期の業績部分が売上高40億程度を想定しており、さらに悪化すると赤字の可能性も出てきそうです。 共和工業所のような部品メーカーはどうしても取引先の業績次第ということがありますので、建設機械の受注が回復するのを願うばかり・・・というのが、正直なところでしょう。 では、共和工業所の株を買うなら、親玉のコマツの株を買ったほうがいいじゃん!という意見もあろうかと思いますが、私はそうは思いません。たしかに知名度もありますし、事業規模や流動性も桁外れです。しかしだからといってコマツの方がお買い得か?というと別問題だと思います。 というのは、株式の本質的な意味において共和工業所のほうが安いからです。もうすでに手持ちのキャッシュを時価総額が割り込んでいます。もちろん流動性が無いと株は上がらない!とか東証1部の会社しか買わない!という信者さんなども多くおられるようですが、いつの時代でも大型株のほうが小型株より評価が高くなるとは限りませんので。 まあ、世の中に絶対はありませんので、未来がどうなるかなんて分かりません。私のような裏の道を行きたがる愚か者は、そういう少数派でいたいわけです(笑)ということで、コマツを買うより共和工業所!なんて意見を少し述べてみました。信じると痛い目に遭うと思います。
|