新興市場の株式投資

きょくとう

きょくとう(2300)の投資情報です。

2008/12/28 株価339円 時価総額18.7億 現在の株価

きょくとうを投資対象として分析

コスト推移

16 17 18 19 20 21
原価率 36.0 35.2 35.2 33.8 34.0 32.3
販管費率 58.0 59.2 59.2 60.3 61.9 62.9
営業利益率 6.0 5.6 5.6 5.9 4.1 4.1

売上が伸びても利益率が改善していないところが痛い。

クリーニングに使われる原油?(燃料+動力費)のコストは、平成20年の実績ベースで約2億であり、全体のコスト、67億程度(原価+販管費)のうち、それほど大きなウェイトを占めてはいない。

コストの内訳で大きいものは、人件費、支払手数料(取次ぎの謝礼?)となっている。

きょくとうの成長性

市場規模が縮小しているために、不採算になってる店舗を買収して拡大している。2012年2月期に売上高100億円を目指している。(これ無理なのでは・・・)

売上高についてはM&Aでいくらでも上げられるが、同時に利益が付いてくるかが問題

リスク

クリーニング業界が不要になるほどの画期的な洗剤・洗濯機が開発される。クリーニング業界の市場規模縮小には、これらテクノロジーの進歩が要因としてあるようだ。

家庭用衣料の洗濯を主体とするホームクリーニング業界では、冬物から夏物への衣更えの時期が重衣料を中心として数量、金額共に最需要期を迎えます。(有報より)

クリーニング業界を調べていて不安になるのはクレームが多いということだ(クレーム業界とも言われているそうな・・笑)わざわざ高い料金を払っているのに仕上がりが不満だ!というインターネット上の書き込みが多く見られる。

幸いきょくとうに関するクレームはあまりなかったが、(白洋舎が多かった)売上規模が少ないから・やや料金が高いから、であるかもしれず、きょくとうは安いだけ・・という評判が広まると業績に影響を与えるだろう。

・過去に裁判沙汰がある。

読売ウィークリーにきょくとう社を批判した記事が掲載された「汚れたクリーニング商法」。内容は客に特殊な洗濯を勧め、追加料金を受け取っていたが、通常の洗濯と同じ処理しかしていなかった、というもの。訴訟はきょくとう敗訴。

ん〜・・2002年のことなのでずいぶん前の話ですが、きょくとう側の敗訴が確定しているのは残念です。現在では反省から不正は一切していない?

・原油高騰でコスト上昇

・景気悪化でクリーニング需要は・・・?

株式の割安度

資産面での割安さもあり、予想PER水準は8倍程度 PER水準ではそれほど割安感はないが(8倍で割安感が無いという市況も凄いよね。。)資産面と合わせてみれば割安と言える。

業績達成+5%成長シナリオ
 10+(2.4×12=28.8)=38.8(48.1%) 

指標等

株価310円で計算
実績PER 10.07倍 予想PER 8.2倍 PBR 0.54倍
ROE 5.9倍 ROA 3.7倍 自己資本比率 62.6%
ROIC 6.2% 真のPER 4.24倍 配当利回り 3.55%




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