新興市場の株式投資

きょくとう

ジャスダック上場のきょくとう(2300)について分析していきます。(全6ページ)

更新日2009/04/24 分析日2008/12/28

きょくとうの事業について

事業内容

クリーニング店をチェーン展開している。クリーニングの店舗はいくつか存在する。一般タイプの「オゾンクリーニングきょくとう」マックス店「ペリカン倶楽部」「青い鳥クリーニング」100円クリーニングの「コインズ」

この中で特に目を引くのが・・・100円クリーニングのコインズ。100円ですよ!100円!奥さん大変ですよ!

で、コインズの料金表 オール100円とはいかないまでも、確かに基本料金は100円。

ではそれぞれの店舗数の推移はどうなっているのだろう?

17 18 19 20 21
一般店 480 425 414 405 357
マックス店 196 213 226 257 264
コインズ 93 107 108 110 110
スリープライス 24 39 48 58 62
その他
合計 801 791 803 836 798

コインズの店舗はほとんど増加していない・・・。それに全体的な比率もそれほど高くはない。ビジネスとしてはあまり旨味がないのだろうか。また、合計店舗数が増えておらず、マックス店を重点的に増やす戦略が見て取れる。

100円クリーニング!!これは凄い!!と投資すると痛い目に遭うかもしれない。

きょくとうの強み

安いクリーニング料金を強みにしている。(コインズ)
オゾン&アクアドライ!!と強調しているが、利用したことが無いのでわからない・・。

競合

上場企業では、白洋舎(9731)東証1部
非上場だが、有名なホワイト急便 その他は個人・零細
インターネットでクリーニングビジネスを展開する業者も

≪料金と売上規模≫

白洋舎はきょくとうより料金はかなり高い(1.5〜2倍程度の料金)売上規模265億円(20年)
ホワイト急便ときょくとうは同水準か。ホワイト急便の売上規模512億3,300万円(平成16年度)
きょくとうの売上規模は現在70億程度

ただしクリーニング料金は、同じチェーン店でも地域によってばらつきがあるようで、目安程度にしかならない。

白洋舎は少し高めだけど、質を求める人向けで、個人の職人さんがやってるような店舗と競合というイメージ。ホワイト急便ときょくとうがガッツリに競合といった感じではないだろうか。

ホワイト急便の店舗数は11000店舗 きょくとうは800店舗 圧倒的な差であるが・・ただ、製造業の原価とは違い規模が大きければ効率が良い!という業界ではなさそうなので、料金とサービスの質次第。

市場環境

ほとんど資料が見つからないのだが・・・平成4年をピークに平成12年まで縮小傾向が続いており、平成12年以降は、微減傾向だと思われる。きょくとうの古い資料

市場の縮小傾向には依然として歯止めがかからず15年連続の前年割れとなりました(きょくとうの20年決算書より決算書)



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