割安度計算 |
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割安度の計算について。 まずネットキャッシュを計算します。ネットキャッシュとは、企業の手持ちの資産で自由に使うことができるお金のことです。 ネットキャッシュ=現金・預金+有価証券−有利子負債 有価証券だけでなく、長期性預金などの純粋に換金価値があるものは計算に入れています。 なんで土地とか、売掛金とかたな卸し資産は価値に入れないの?というと、これらは将来の利益を生み出すための事業用資産だからです。もし非事業用の土地があれば、それはネットキャッシュに含めても良いでしょう。 次に事業価値を算出します。 事業価値は来期の業績をいくつかのシナリオで予想し、以降どれぐらい利益成長ができるかもケース別で想定します。利益は経常利益×0.6を基本とします。 無成長なら10倍 5%成長の場合は12倍 10%成長の場合は15倍としています。 10倍というのは、簡易DCF法で割引率を10%程度にしたら、だいたいこの程度なので。まあざっくりです。 これらの結果 ネットキャッシュ(資産価値)+(事業価値)=株主価値(ここは時価総額と比較した%) を企業価値として算出しています。(%)は割安度を計算しています。(時価総額÷企業価値)数字が低いほど割安となります。 業績の予想などは5%成長とか無成長とか書いてありますが、あくまでもざっくり企業価値を算定するためのものです。 投資における割安度に絶対的なものはありませんので、ご注意ください。 追記:最近・・・もっとも古典的な「PER(予想)」という指標が実は一番使えるんじゃないかと思い始めた・・・(^^;) |