新興市場の株式投資

アイケイコーポレーション

アイケイコーポレーション(3377)の株式投資分析です。

2009/01/04 株価24,000円 時価総額36.7億 現在の株価


アイケイコーポレーションを投資対象として分析

【業績推移】

(売上)





18 19 20 21 22
1Q 4009 4634 5692 5983 5733
2Q 7528 8849 10980 10756 11313
3Q 11883 14496 17733 17028
4Q 16709 20379 24588 23502
合計



24587






(営業利益)





18 19 20 21 22
1Q 375 305 358 104 -268
2Q 485 405 523 -120 -157
3Q 953 1091 1190 338
4Q 1182 1574 1864 646
合計



1016






四半期推移










(売上)





18 19 20 21 22
1Q 4009 4634 5692 5983 5733
2Q 3519 4215 5288 4773 5580
3Q 4355 5647 6753 6272
4Q 4826 5883 6855 6474 0
合計 16709 20379 24588 23502 0






(営業利益)





18 19 20 21 22
1Q 375 305 358 104 -268
2Q 110 100 165 -224 111
3Q 468 686 667 458
4Q 229 483 674 308 0
合計 1182 1574 1864 646 0
<

【成長性】

いままで順調に成長してきたアイケイコーポ社であるが、いま逆風が吹き始めている。この逆風をどのように乗り越えていくのか、試練の時を迎えている。

国内のバイク市場全体は微減状態で、中古市場も拡大していない。その中でシェアを拡大し続けてきたアイケイコーポだが、このままシェアを拡大していけるのか?

【リスク】

今まではオークションでの高い成約率85〜90%に支えられて、買い取ったバイクはすぐに買い手が付く状態だったが、オークションの成約率が落ちて単価も下落してきた場合に、アイケイコーポの業績がどうなるか?

駐輪場事業はまだ黒字化していない。

これはあくまで噂であるが、バイク王の買取値段は相当なボッタクリだ、という話がインターネット上で流れているようだ。このような噂がさらに広まると、買取の成約率が低下し業績悪化の要因となりうる。(現在の買取成約率は88.6%)

歴史の浅い企業である(1998年9月)
売上に対して広告宣伝費が高い(売上の13.4%占める)

【株価の動向と業績の考察】

アイケイコーポの株価はずっと下がり続けています。一体アイケイコーポに何が起こっているのか?ヒントは自動車の中古市場にあるかもしれません。

自動車の中古市場が値崩れを起こしている。新車が売れない→新車値引き→中古車の値段も下がる→それでも売れないと成約率も下がる→中古の買取業者で資金繰りが苦しいところが投売りし始める?→単価がますます下落 これってデフレスパイラルみたいですね。

これがもし中古バイク市場でも起こっているとすると、アイケイコーポは買い取ったバイクで在庫の山ができているか、アイケイコーポも安く売らざるを得ないので相当採算が合わなくなっている、のではないでしょうか。

おそらく株価はそういうことを折り込んできているのでしょうね。そうではないとここまでの下落は説明が付きません。問題は業績がどれぐらい悪化するのか?でしょうが、私にはサッパリ分かりません。

【割安度分析】

実績PERは4.32倍

予想PERは3.24だが、どうなりますことやら・・・。

【指標等】

実績PER 3.65倍 予想PER 2.74倍 PBR 0.68倍
ROE 18.6% ROA 13.3% 自己資本比率 71.6%
ROIC 真のPER マイナス
株価20,300円で計算 真のPERはマイナスとしたが今期の業績見通しには要注意


アイケイコーポレーションまとめ

時価総額がネットキャッシュと同じぐらいまで下がってきていますので、そろそろ下げ止まっても良い頃かな〜?という感じもします。いずれにせよ実績PERや予想PERだけで買うと痛い目に遭いそうです。

財務的にはまったく問題ありませんので、監視銘柄にしておきたいと思います。



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