新興市場の株式投資

アイケイコーポレーション

東証2部上場のアイケイコーポレーション(3377)について分析していきます。(全2ページ)低迷する国内のバイク市場のなかでも成長し続けてきた新興企業です。中古車のガリバーのようになれるか?

アイケイコーポレーションの事業内容

バイク買取がメインの事業、バイクを売るならバイク王〜♪のCMで有名なバイク王で買い取り事業をしています。買い取ったバイクはほとんどがオークションに掛けられて販売業者に引き取られていきます。

バイクを買い取って、修理&メンテナンスをする、そしてオークション運営会社(BDSやオークネット)に引き渡す。ここまでがアイケイコーポの事業になります。(一部自社でも販売していますが、まだ微々たるもの)

新規事業としてオートバイの駐車場事業をしています。
その名前は・・・・「パーク王!!」王が好きなのか・・・笑

【強み】

バイクの買取では知名度が高い。

在庫を持たない(今のところは・・)

【直近の業績】

第一四半期が発表されました。売上高は増加、営業利益は減少。

やはり、オークションの単価がが下落している模様。成約台数は増加しているものの、在庫も増加している。会社説明では在庫は敢えて積み増ししたような説明となっているが、果たしてどうか?

キャッシュフローは大幅減だが、昨年度も大幅減となっており現時点ではそれほど気にする必要はないか。

やっぱり在庫の増加が気になるなあ。

【競合】

バイク業界で最大手はレッドバロン、アイケイコーポの中古シェア(125cc超)は14%程度

事業規模 ★★★ 売上高245億 従業員814名 
年収 平均年収344万


アイケイコーポレーションの資本・財務分析

【株主構成】

創業者の石川秋彦氏と社長の加藤義博氏で49%に株式を持っている。

【資本政策】

新株予約権 561株 平成21年11月30日まで 行使価格 128,350円
新株予約権 1100株 平成22年11月30日まで 行使価格 193,200円

2006年に3分割・4分割を実施
2006年に800株を公募増資

【経営者】

加藤義博氏、インタビュー記事がいくつかあり。

平成20年10月に会長・社長から全社員に対して1株ずつ贈与した(795株) 10周年の日ごろの感謝と業績向上への意欲を高めるため、らしい。株価が下がったところで贈与されてもね・・・もっと高いときに欲しいよね・・。

【財務】

ほぼ無借金で財務的にはまったく問題は無い

ネットキャッシュ33.7億 敷金・保証金5億 

【株主還元】

配当性向は特に決まっていない・自社株買いは実施していない


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