新興市場の株式投資

フェイス

フェイス(4295)について分析していきます。新興市場の企業ではないのですが、ウェブマネー繋がりで興味を持ったので、調べてみました。

分析日2009/05/23

フェイスの事業について

【事業内容】

・コンテンツ事業
  1. 着メロディ(着メロ)の音源ソフトや技術提供
  2. オンラインゲーム(ローズオンラインの運営)
  3. 携帯電話で医療情報を管理するポケットQQ(現在は無料サービス)
  4. 動画配信のギガミランカ
  5. カザスチャンネル(NFRM)
  6. その他いろいろ・・・
各項目別の売上比率については詳細不明

・電子マネー事業
インターネット上の様々なサービス(特にオンラインゲーム)の決済に使用される電子マネー「ウェブマネー」の発行・販売→ウェブマネーの分析参照

フェイスはもともと着メロで成功した企業。といってもフェイスが着メロの作成をしたり、配信をするのではなく、着メロのシステム(音源やプログラム)を提案し、その使用料(ライセンス料)を得るビジネスモデル。

着メロの次にフェイスが狙っているのは映像コンテンツの仕組み作りで、映像(動画)コンテンツを楽しむときに、何らかの形でフェイスが介在することによって、収益を得る「仕組み」を作ろうとしている。

またウェブマネーにおいては、インターネット上の決済の仕組みを提案している。

どうやらフェイスという会社は仕組みを作ることに心血を注いでいるようだ。

セグメント別

平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年
コンテンツ 11,550 14,040 18,521 16,264 13,105
コンテンツ営業利益 4,152 4,029 2,609 1,674 990
電子マネー 11,724 15,106 22,650 32,389 39,470
電子マネー営業利益 −136 119 473 527 388


フェイスの強み】

着メロの音源については、売上が減少しているものの未だに安定した収益源となっている。
会計上の損益は低飛行だが、営業キャッシュフローは潤沢→業績分析参照
提携先の企業が大手企業で、信任を得ていると考えられる。

事業の弱み】

フェイスが目指すものは、仕組みを創造することであって、チャレンジングであること。つまり、事業として成功すれば大きな収益となるが、上手くいかなければ何も得られることはない(挑戦したノウハウは残るが)

市場環境】

平成18年をピークに着メロは減少(総務省発表)
海外の着メロ市場も減少
電子マネーの市場環境(オンラインゲーム市場)も競争激化



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