新興市場の株式投資

ディーブイエックス

ディーブイエックス・DVX(3079)の業績推移です。

   更新日2009/07/26


22年第1四半期

不整脈事業では心臓ペースメーカ、電極カテーテルがともに数量を伸ばし、虚血事業では自動造影剤注入装置「ACIST」、「エキシマレーザ」の受注獲得に注力(決算書より抜粋)

業績・・・文句なし・・・。なんでストップ高にならないの?(^^;)

売上↑ 原価率↑ 販管費率↓じわじわ上がっている売上原価だけが懸念材料 前年同期に比べて、販管費がほとんど増加していないのに、この売上増は凄い。



21年3月期決算
売上 営業利益 経常利益 純利益
20年3月期(前期) 11,740 459 420 236
21年3月期(今期) 13,080 463 525 277
+11.4 +0.9 +25.1 +17.6
22年3月期(予想) 15,200 534 530 292
+16.2 +15.3 +0.9 +5.2

要旨

医療業界の設備投資の抑制や納入価格引き下げ要求が高まり、商品価格は下落傾向。海外における医療機器企業のM&A、国内における流通再編の進展等、開発や販売面での企業間競争がさらに激化し、医療機器業界を取り巻く経営環境は厳しさを増している。

主力商品の心臓ペースメーカ、電極カテーテルの販売単価が下落傾向にある中、当社は販売拡大を頑張ったぜ!という内容

来期についての記述

来期は一部商品を除き保険償還価格の引き下げが行われないことから、営業活動の推進により、販売価格の維持と販売数量の増大をはかってまいります。

営業拠点の充実による一層の販売力の増強に取り組む。(→拡大余地があることを示唆)

所感

今期の売上に対する利益の増加がさびしいのは、単価下落によるもの。来期の業績予想は文句なく素晴らしい。決算発表をしている企業のなかで、売上をこれだけ増加予想している会社はほとんどないのではなかろうか?特に4Q単独での業績が良かったことは、来期への期待を持たせてくれる。

決算と同時に分売を発表しているが、2万株と規模的にも大きくはない。社長の保有株の売り出しか?

平成22年3月期の業績推移
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 期初予想
売上 3,564 15,200
原価 2,837
販管費 575
営業利益 152 534
経常利益 160 530
純利益 92 292
営利進捗率 28.4
原価率 79.6
販管費率 16.1

平成21年3月期の業績推移
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 期初予想
売上 2,999 3,248 3,247 3,586 13,080 13,356
原価 2,377 2,592 2,563 2,833 10,365
販管費 540 569 569 573 2,251
営業利益 81 86 117 179 463 460
経常利益 115 83 114 213 525 450
純利益 58 53 65 101 277 245
営利進捗 17.6 36.1 61.7 100.6 100.6
原価率 79.3 79.8 78.9 79.0 79.3
販管費率 18.0 17.5 17.5 16.0 17.2

平成20年3月期の業績推移
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 期初予想
売上 2,769 2,826 3,006 3,139 11,740 11,460
原価 2189 2,221 2,380 2,392 9,182
販管費 496 524 515 563 2,098
営業利益 83 80 112 184 459 427
経常利益 77 61 131 151 420 420
純利益 44 34 76 82 236 228
営利進捗 19.4 107.5
原価率 79.1 78.2
販管費率 17.9 17.9

業績予想については、特に保守的でも強気でもないようだ。利益については若干保守的か。
四半期の売上は、特に季節変動などは見当たらない。1Qから4Qに掛けて比率が高まるのは、増収増益企業ならば普通




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