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タナベ経営

タナベ経営のまとめです。

タナベ経営まとめ

現時点で時価総額が解散価値を割れているので資産面では割安です。事業面でもこの景気低迷の中で善戦しています。赤字でもない企業がこの状態ということは、かなり評価は低いということでしょう。

なぜこのように低評価になっているかは、社名がかっこよくないこと、株主に田辺一族が多く占めていること、事業が一般消費者には見えにくいこと、知名度が低いこと、コンサルティング会社なのに資金の使い方が非効率なこと、また成長分野がコンサルティング分野でないことも、あまり良い印象ではないかもしれません。

タナベ経営の未来を推測する上で、2つのポイントに絞って考えてみました。

@コンサルティング事業は不況でどの程度影響を受けて、今後どの程度落ち込むだろう?

第3四半期の決算と過去の状況を見る限り、不況=コンサルティングはダメではなさそう。他のコンサル企業では苦戦しているので、このあたりにタナベ経営の強さがあるのかもしれない。

A成長分野であるSP企業は、まだ成長する余地はあるか?不況下ではどうか?コンサルとのシナジーは?

過去の業績推移と見比べてみると、近況は苦戦していることが分かる。
コンサルティングとのシナジーについては「無い」とのこと(IR担当より)
ブルーダイアリー(手帳)を企業だけでなく個人へ広める。その他、新商品を積極的に開発していく(IR担当より)

個人的には割安ですし、業績面で善戦しているのに評価はさっぱり上がらない、タナベ経営のような会社は面白いと思うのですけどね。ただ、事業を自分で確認できないことがネックではあります。


割安度 ★★★★ 資産的には充分割安 収益力では程々
競争力 ★★★ コンサルティングは堅調 SP事業がどうなるか?
成長性 ★★★ 今後の成長はSP事業にかかっている
リスク 余剰資金が極めて豊富なため安全域は充分
総合評価 ★★★ 財務内容と株主還元の厚さから評価



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