新興市場の株式投資

エーワン精密

エーワン精密(6156)の業績推移

21年6月期第3四半期

要旨

日本の製造業においても、一部に売れ筋商品はあるものの大規模な減産、生産調整を強いられ、仕事量が前年の数分の一へ激減する企業が続出し深刻な状態となってきております。

当社の顧客企業も機械稼働率が極端に落ち込んできております。当社の第3四半期は、コレットチャック部門、自動旋盤用カム部門、切削工具部門の全ての部門において1月から3月と月を追うごとに受注状況が悪化してきました。

所感

厳しさがかなり伝わってくる内容ですね・・。ただし、これだけ売上が落ち込んでいるのに営業赤字にならないことは、さすがにエーワン精密は強いです。

また、大規模な設備投資を実施しているために、投資CFが大きくマイナスになっています。

「このような厳しい状況ではありますが、当社はコレットチャック部門と並び今後の中核事業に育てるべく切削工具部門の新工場建設を進めており、景気回復期に備え受注体制整備に努めております。」

一番厳しい状況で、投資を加速できる会社は勝ち組だと私は思いますので、さすがに最強の町工場です。

業績推移
1Q 2Q 3Q 4Q 累計 通期予想
売上 522 428 257 1,207 1,700
原価 255 235 204 694
販管費 76 75 54 205
営業利益 189 118 307 417
経常利益 195 128 325 441
純利益 115 −111 −12 79 79
通期の業績予想は1月30日に修正
第3四半期の受注悪化は想定しており、4Qは若干の回復を想定か。
純利益のマイナスは有価証券評価損の計上によるもの。

コスト推移
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 昨年
売上 100 100 100 100
原価率 48.9 54.9 79.4 57.5 49.0
販管費率 14.6 17.5 21.0 17.0 14.7
営業利益率 36.2 27.5 25.4 36.3
経常利益率 37.3 29.9 26.9 37.6
純利益率 22.0 6.5 22.3

キャッシュフロー推移
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 昨年
営業CF 163 239 −11 391 515
投資CF −203 100 −354 −457 −774
財務CF −101 −61 −162 −167



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