新興市場の株式投資

日本SHL

ヘラクレス上場の日本SHL(エスエイチエル)(4327)について分析していきます。(全6ページ)新興市場の企業とは思えないほど安定した業績を出し続けています。

更新日2009/04/30 分析日2008/12/31

日本SHLの事業について

事業内容

・人事コンサルティング(コンサルティング)
人材コンサルティングとは、顧客企業の抱えるさまざまな人材評価に関するニーズを解決すること。また、顧客ごとにカスタマイズされたプロダクトや人事評価手法を提供

・人事評価の診断ツールを販売(プロダクト)
人事評価ツールとは、就職活動で会社側から紙やインターネット上でいくつか質問項目に答えて、その人材の適正などを調査するテストのこと。新卒だけでなく現社員へのプロダクトもある。

・トレーニング
プロダクト及びサービスを利用する顧客企業の人事部員を対象にした研修

位置付けとしては、プロダクトで顧客との接点を作り、コンサルティングでさらに顧客との関係を発展させて継続的な関係を築いていく、といったイメージ。

なおプロダクトは英SHL社のライセンス契約に基づいて使用している。

契約は平成19年5月18日から5年間で更改しており、契約に基づいて英SHL社にロイヤルティを支払う
(ロイヤルティの率までは分からなかったです・・・有報にも情報なし)

16 17 18 19 20
プロダクト 488 525 550 591 559
コンサルティング 737 857 1,022 1,033 1,088
トレーニング 29 27 30 27 29
合計 1,256 1,411 1,603 1,652 1,677

コンサルティングが日本SHLの成長ドライバーだと分かる。

直販と代理店経由 直販が3分の2ほどだが、徐々に代理店の比率が高まっている
(毎日コミュニケーションの比率が特に上昇)

日本SHLの強み

新卒テスト市場で高い評価を受けており、特にリーディングカンパニー層についてはトップ級のシェアを獲得していると考えております。 (SHLホームページより抜粋)

競合

これといった大きな競合企業は確認されていない。

〜以下引用〜
当社の独自調査では、適性テスト事業を営む事業者の主たる事業内容は、出版業、教育研修業、就職情報サービス業、コンサルティング業など多岐に渡っているため、適性テスト事業の実態を正確に把握することは困難であります。また、これらのすべてを含めた適性テスト事業の市場規模を明らかにする業界内外の統計類は整備されておりません。しかし、現状として、適性テスト事業の市場規模は小さく、かつ安定的であると思われます。「有報より」

小さく安定的である、というのがポイント。



日本SHLの分析トップ 日本SHLの投資情報 日本SHLの会社情報
日本SHLのまとめ 日本SHLのチェックリスト@ 日本SHLのチェックリストA
新興市場の株式投資トップへ