新興市場の株式投資

小田原機器

小田原機器(7314)の投資情報です。

2009/03/20 株価1,401円 時価総額21.6億 現在の株価

小田原機器を投資対象として分析

業績推移

17 18 19 20 21(予想)
売上高 3,378 3,721 4,505 6,108 4,493
営業利益 546 692 864 1,041 904
純利益 377 367 500 623 540

平成19〜20年の売上増は特需的な意味合いが大きいことに注意

平成119年3月より首都圏でサービスが開始された、鉄道と路線バスのIC乗車券の相互利用サービス(PASMO)に付随する非接触ICカードシステムの導入に併せて、運賃箱や精算装置などその他の機器についても同時に更新する動きが強まり、主要顧客であるバス事業者各社の設備投資は前連結会計年度に引続いて堅調に推移いたしました。(20年12月期決算書より)

コスト推移

17 18 19 20 21
原価率 67.2 70.5
販管費率 14.5 13.0
営業利益率 18.3 16.5

原価率の上昇が気になる。
決算書の原価明細を見ると、材料費が3ポイントほど上昇している。
原油・資材などの値上がりはコスト増に直結するようだ。

指標等

実績PER 2.78倍 予想PER 4.05倍 PBR 0.38倍
ROE 13.9% ROA 9.8% 自己資本比率 70.5%
ROIC 40.6% 真のPER マイナス 配当利回り


小田原機器の成長性

バスの台数自体は横ばいが続いており、今後も市場が拡大する可能性は(無くはないだろうが)期待しないほうが良いだろう。

新たな成長への取り組みについての記述(20年12月期決算書より)

新たな事業領域の進出に当たっては、対象市場がニッチであっても、当社グループのバス機器事業との相乗効果が見込める分野、当社グループの技術力が活用できる分野等の諸点を検討し、決定してまいる所存であります。→まったく白紙ということか。

ライバルのレシップ社には、海外への取り組みについての記述があるが、小田原機器の決算書には記述が無い。

上場ゴール企業の匂いが・・・(^^;)

リスクについて】

事業のほとんどをバス関連に依存していること。
新規参入リスク(現時点ではそれほど脅威ではないか)
原材料の高騰 鉄、ステンレスの薄板、棒材等
バスの機器は、いったん設置すれば買い替えが必要ないために、需要の波がある。
(特需で入れ替えがあった後なので、この懸念は大きい)

【株式の割安度】

業績達成+無成長(株式売り出しの収入除く)
 35.6+(5.4×10=54)=89.6(24.1%)

なにこれ安い。



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