新興市場の株式投資

遠藤製作所(7841)

ジャスダック上場の遠藤製作所の株式投資メモです。2010/05/17 株価425円

事業

ゴルフクラブの生産(OEM供給)
ステンレス製品の製造
自動車部品(ゴルフの鍛造技術を応用)

業績推移

部門別の四半期推移

強み

開発から製造までを社内で一貫生産
鋳造アイアンシェア70〜80%
生産をタイに全面移管で価格競争力を強化(完了済)

成長性

国内のゴルフプレイヤーは徐々に減少(2008年は3年ぶりに増加)
しかし世界規模では成長分野(景気低迷で一時的に市場規模が縮小している)

世界のゴルフ人口

今後は農機など自動車以外の分野にも進出

リスク

タイ・バーツ・ドルの為替リスク
タイの政情不安(工場は都心部より少し離れた場所)
景況感に大きく左右される
製造をタイに全面移管して技術的・品質的な問題はないのだろうか?

その他

社長の株式比率 5.3%
市場での自社株買い実績あり。

割安度

会社の23年業績予想ではEPS100円程度だが、営業利益ベースで考えれば、70〜80円といったところ。PER水準では5〜6倍 資産的な割安感はなし。ただし財務的な懸念は無し。

ゴルフ部門のタイへの製造全面移管による前期費用と、今後のコスト削減効果を考えてみると、23年の業績予想は保守的かなーという印象。もちろん景気の回復傾向が続くという前提で。

業績が回復して過去最高益を達成した時に、市場の評価がどうなるかを空想したくなる銘柄かな。



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