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シャルレ

シャルレの騒動1〜三屋裕子社長の解任〜

三屋裕子氏

バレーボール選手で、ロサンゼルスオリンピックで銅メダルをとったときの主軸選手。長身で爽やかな印象により女性からもファンが多い。

突然の解任劇

平成16年6月29日 社長就任
平成19年6月28日 株主総会で役員を含め総退陣

創業家と経営陣との対立が表面化、林勝哉氏(創業者の長男)が株主総会において、経営陣の不信任を動議し、84.15%の賛成で可決された。三屋氏の退任後は林勝哉氏が社長に就任

三屋裕子氏の記者会見の記事

そもそもなぜ社長に就任?

女性が中心になって取り組んでいるボランティア活動などを支援する「ウイメンズ・フェローシップ」という制度の選考員を1998年〜2003年まで務める。

2002年から、シャルレの代理店向けのセミナーなどで講演・・・これが好評で全国で講演会などを開催。当事社長だった林宏子社長の目に止まり、突然社長をやらないか?と言われたらしい。昔から付き合いがあったわけではなかった、ということ。

なぜ創業家と対立?

表面上の記事では、業績悪化と経営方針の違いで対立、とあるが・・・実際のところはどうなのだろう?旧経営陣が増資を計画とあるが、財務諸表を見る限り、経営状態が苦しいとか、大きな設備投資が必要なこともなさそうだ。

結局は・・・三屋社長の発言力が強くなってきて、創業家の言うがままにならなくなってきた、ということなんじゃなかろうか?

両者の意見の食い違い

創業家(林勝哉氏)の言い分

・経営の現状について「非常事態だ」との認識
・売上減少に歯止めが掛かっていない

非常事態で、退職金16億ですか、そうですか(^^;)

三屋裕子氏の言い分

・コスト削減に勤め、営業利益は回復
・売上は就任以前から7期連続で減少している。短い期間での回復は困難

平成18年に林勝哉氏が役員から退いている。実際にはこのあたりの単純な(内輪喧嘩)なのかもしれない。

個人的な感想

内部的なことはさっぱり分かりませんが、個人的な印象では、三屋氏の言い分の方がまともな気がします。売上が減少といったって、きちんと利益は伸ばしておりますし、そもそもギフト部門の重荷は三屋氏の責任ではないでしょう。



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