新興市場の株式投資
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エーワン精密(6156)の株式投資情報です。 2008/12/27 株価230,000円 時価総額34億 現在の株価 【コスト推移】
コストのうち原材料費の割合は非常に少ない。原価のうちの12%〜13% 利益率・コストに大きな改善は見られない。というよりもこの利益率をさらに困難といえのでは。 (その意味では、コスト削減の改善余地が少ないともいえる) 【エーワン精密の成長性】 切削工具製造に参入しており、毎年売上高を伸ばしている。会社も切削工具を成長分野と考えているようだ。コレットチャック分野で培ったノウハウと顧客基盤が活かせると考えられる。 会社側も有り余るキャッシュは今後の成長のための設備投資に必要なんだよ!と主張しているが、そこまでの余剰資金が必要とは考えられない。よって効率的な経営ができているとは言いがたい。 【リスク要因】 利益率が高いために、売上高が相当落ちなければ赤字にはならないだろう。しかし景気の影響に左右されるために、どの程度の影響を受けるか注視したい。 株価がここまで安くなっていると、万年割安株で放置される(いままでもそうだったが)可能性がある。特に会社側は株価なんて別にどうでもいいんじゃねえ?という姿勢が見えなくもない・・・。 第二位の株主であるナステックが株を持ち株をどんどん増やしているようだが、いまひとつ真意が分かりかねる。自社株買いや増配を提案したが見事に突っぱねられた。 原材料価格の高騰 【株式の割安度】 資産的な割安度は文句のつけようがない。しかもこれだけ割安なのに、事業内容も強い。この株価の水準は、いかに新興市場が低迷しているといっても、説明しがたい水準ではあるまいか。 PER水準は一応予想ベースで7〜8倍だが、この状況では予想PERは役に立たないんだろうなあ。 業績10%未達+5%成長シナリオ 48.7+(4.8×12=57.6)=106.3(32%) 業績20%未達+5%成長シナリオ 48.7+(4.3×12=51.6)=100.3(33.8%) 業績50%未達+無成長シナリオ 48.7+(2.7×10=27)=75.7(56.8%) 基本は未達シナリオとなるでしょう。楽観シナリオから悲観シナリオでも割安 【指標等】 株価212,800円で計算
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