新興市場の株式投資
アイケイコーポレーション |
アイケイコーポレーション(3377)の株式投資分析です。 2009/01/04 株価24,000円 時価総額36.7億 現在の株価 ![]() 【業績推移】
【成長性】 いままで順調に成長してきたアイケイコーポ社であるが、いま逆風が吹き始めている。この逆風をどのように乗り越えていくのか、試練の時を迎えている。 国内のバイク市場全体は微減状態で、中古市場も拡大していない。その中でシェアを拡大し続けてきたアイケイコーポだが、このままシェアを拡大していけるのか? 【リスク】 今まではオークションでの高い成約率85〜90%に支えられて、買い取ったバイクはすぐに買い手が付く状態だったが、オークションの成約率が落ちて単価も下落してきた場合に、アイケイコーポの業績がどうなるか? 駐輪場事業はまだ黒字化していない。 これはあくまで噂であるが、バイク王の買取値段は相当なボッタクリだ、という話がインターネット上で流れているようだ。このような噂がさらに広まると、買取の成約率が低下し業績悪化の要因となりうる。(現在の買取成約率は88.6%) 歴史の浅い企業である(1998年9月) 売上に対して広告宣伝費が高い(売上の13.4%占める) 【株価の動向と業績の考察】 アイケイコーポの株価はずっと下がり続けています。一体アイケイコーポに何が起こっているのか?ヒントは自動車の中古市場にあるかもしれません。 自動車の中古市場が値崩れを起こしている。新車が売れない→新車値引き→中古車の値段も下がる→それでも売れないと成約率も下がる→中古の買取業者で資金繰りが苦しいところが投売りし始める?→単価がますます下落 これってデフレスパイラルみたいですね。 これがもし中古バイク市場でも起こっているとすると、アイケイコーポは買い取ったバイクで在庫の山ができているか、アイケイコーポも安く売らざるを得ないので相当採算が合わなくなっている、のではないでしょうか。 おそらく株価はそういうことを折り込んできているのでしょうね。そうではないとここまでの下落は説明が付きません。問題は業績がどれぐらい悪化するのか?でしょうが、私にはサッパリ分かりません。 【割安度分析】 実績PERは4.32倍 予想PERは3.24だが、どうなりますことやら・・・。 【指標等】
![]() 時価総額がネットキャッシュと同じぐらいまで下がってきていますので、そろそろ下げ止まっても良い頃かな〜?という感じもします。いずれにせよ実績PERや予想PERだけで買うと痛い目に遭いそうです。 財務的にはまったく問題ありませんので、監視銘柄にしておきたいと思います。 アイケイコーポレーションの分析1へ 新興市場の株式投資 トップへ |