新興市場の株式投資

ブロンコビリー

ブロンコビリーのまとめです。

ブロンコビリーまとめ

まず目を引くのがブロンコビリーの高い営業利益率です。昨年度、今年は景気低迷の影響で利益率は低下しているとはいえ、10%以上を維持できると会社では予想しています。平成19年の決算では15%を超えています。

では、なぜこのような高い利益率が実現できているのでしょうか?会社の実力によるものなのか、それともただ単にブームや好調なだけなのか、その点を見極めなくてはなりません。

考えられる点はいくつかありますが、出店政策が非常に慎重で、特に気に入った場所でしか出店しないこと。自社で肉の加工工場をもっていること。ビジネスとしてある程度の妙味があること。ローコストオペレーションが上手くいっていること、などと推測されます。

では、今後のブロンコビリーについてはどうでしょうか?まず昨今の景気低迷で、業績は苦戦しています。これはブロンコビリーが価格よりも質で勝負する業態であるために、ある程度仕方がない部分があります。どれぐらいの減益幅で抑えられるかがブロンコビリーの強さを測る指標になりそうです。

また、ブロンコビリーの出店政策は非常に慎重で、今後も高い利益率が見込める場所でしか出店しないと社長は述べています。よって急激に売上・利益を伸ばすことは今後とも考えにくいと見るべきでしょう。

ダイヤモンドダイニングやトリドールのように一気に店舗を増やして急拡大!株価も数倍!!みたいことは無いでしょうが、着実に地味に成長する企業が好きな投資家に向いている銘柄といえます。

ちなみに、ブロンコビリーの店舗で食事してきましたが、値段は安いという印象はなかったものの、サラダバーとお米が特に美味しくて(お肉も)満足でした(^^)


割安度 ★★★ 財務内容は強固だが割安感はない。事業面での割安感は若干ある。景気回復局面では大きく見直される可能性も。
競争力 ★★★ 利益率の高さから、ブロンコビリーの競争力が弱くないことを推測する。ただ景気悪化の耐性は業態的な厳しさ
成長性 ★★ あまり成長志向の強い経営者ではない。着実の美学
リスク ★★★ 景気悪化や食材高騰などのリスクはあるものの、急拡大してズッコケというシナリオは今のところないか。
総合評価 ★★★ 動画を見れば分かるが、非常に慎重で地味で真面目な経営者。地味系の会社が好きな人はぜひご一考を。




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