新興市場の株式投資
ツヴァイ |
ツヴァイ(2417)のまとめです。 まず、事業内容については結婚相手を紹介するサービスのため、それほど難しいビジネスモデルではありません。大手の各企業ではそれぞれに特徴をアピールしていますが、それほど大きな差があるとはいえないのが現状ではないでしょうか。(誠心はちょっと別) ツヴァイの現在の状況としては、「停滞期」といえる状況です。その原因は明確には分かりませんが、過去数年間で(平成12〜17年)一気に会員数を増やしたことで、内部的に様々な軋轢が生じているのか、あるいはライバル社による巻き返し、また新規参入者によるものかもしれません。 市場環境としては、結婚相手紹介の市場自体が拡大している、あるいは「婚活」という言葉が広がっているように、結婚相手紹介サービスへの抵抗感はだんだん薄らいできている、という話もあります。 しかし、総じて業界内の競争は苛烈で、また新規参入障壁も低く、新たなガリバー企業の出現する可能性もあるでしょう。その中で、ツヴァイ社がどのようになるかを予測するのは容易ではありません。過去のように会員数が2倍になるという成長は、シェア的にちょっと厳しいという気はします。 ただ、現時点で業界内で会員数、知名度ともに首位級であるために、生き残ることは充分に可能な位置にいます。誰でもこれら結婚相手紹介サービスに加入を検討する時に、信用力と会員数というのはどうしても意識すると思います。 結婚相手紹介サービス業界の噂話も集めてみたのですが、まあ各社色々ですね・・・。それって会社のせいなの!?と思えるような逆恨み的なもの(年収1000万以上・身長180cm以上・20代希望で希望の相手がぜんぜん紹介されません!といったような・・・) それは明らかに会社がヒドイなぁ・・・といったものまで、会社というよりは担当者によってもだいぶ変わるという印象を持ちました。正直、これらの噂話から各社のサービスを比較するのは難しいです。 投資対象としては割安な水準ではありますので、中々面白いとは思うのですが、じゃあ今投資したいか?、といわれると悩んでしまいます。その理由はやはり会員数の伸び悩みと成婚率の低下です。 投資するなら、この当たりの数字がグッ上向いてきてからでも遅くは無いのかな、という気がします。取りあえず監視銘柄としてこれらの数字は要チェックとします。
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