新興市場の株式投資

ウイン・インターナショナル

ウイン・インターナショナル(2744)について分析2です。

2009/02/20 株価38,650円 時価総額50.3億 現在の株価

ウイン・インターナショナルを投資対象として分析

【コスト推移】

16 17 18 19 20
原価率 87.7 86.4 86.8 86.9 86.6
販管費率 8.4 8.1 8.2 8.7 8.3
営業利益率 3.9 4.5 5.0 4.4 5.1

*下方修正後の営業利益率は4.4%

【成長性

医療器機の市場規模は年々拡大、しかし医療改定による単価は下落。

新規参入といっても、医療器機は販売する側にも専門知識が必要であるし、顧客との信頼関係が大事だろうから、それほど簡単に新規参入できるとは思えない。逆に言うと、ウインインターナショナル社が新たな顧客を獲得していくにしても、このあたりが障壁になるのではなかろうか。

【リスク

19年3月期が減収減益になっており、この要因が「特定保険医療材料の償還価格が引き下げ」調べてみたが良く分からないので・・・要は医療行政次第で、ウインインターナショナルの販売する商品単価も大きく左右されるということ。

売掛金・受取手形が80億以上あり、取引先の破綻で回収不能リスク(資産の60%超)
売掛金回収率78.9% 滞留期間84%

割安度分析

下方修正後の業績達成+5%成長
 21.4+(7.3×12=87.6)=109(46.1%)

【指標等】

株価38,650円で計算
実績PER 5.42倍 予想PER 5.22倍 PBR 0.96倍
ROE 18.6% ROA 7.0% 自己資本比率 39.8%
ROIC 省略 真のPER 3.07倍 配当利回り 3.98%


ウイン・インターナショナルまとめ

ディーブイエックス社のことを調べていた時も感じましたが、医療関係の企業は難しいです・・・。

正直、医療器機関連の会社はどこが成長するのか?なんてサッパリ分かりませんので、もし買うとしたら現時点で一番割安な企業を買うと思います。

割安度だけで見るなら、ウインインターナショナルよりも規模では劣りますが、ディーブイエックス社のほうが割安でお買い得な気がします。

ただし、協和医科、カワニシ、山下医科よりは割安だと思います。



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