新興市場の株式投資

UBICのメモ

東証マザーズ上場のUBIC(ユービック)の分析メモです。

2009/11/29 株価2,030円

事業

簡単に言えば・・・海外における日本企業の訴訟のお手伝い屋さん
日本語による訴訟補助によりコスト削減を提案

詳しくはUBICホームページの会社説明動画参照

強み

イーディスカバリー市場における、海外における唯一の日本ベンダー
コンピュータフォレンジック専業企業の草分けとして、ノウハウや実績において他社を先行

成長性

UBICが扱う領域での市場規模は400億(会社説明会資料より)
UBICのシェアは5%未満に過ぎない。

リスク

ひとつの案件で扱う金額が大きいこと。訴訟の途中で和解が成立すると、売上が激減する可能性
景気低迷による訴訟の延滞リスク
円高リスク
ストックオプションによる株式希薄化(約10%)
若い会社であること→創業時の取締役(戸越一成氏)の辞任、株式の売却 社内で混乱?インタビューではUBICの将来を熱く語っていた人物が辞任している。

割安度

22年3月期のEPS(1株利益)は105円を予定しているが、予想PERは約20倍と現在の割安度はまったくない。よって、投資するならばUBICの将来の成長に期待するものとなる。
第二四半期上方修正、通期は変更無し

まとめ

目を引くのは、不況の逆風の中でも順調に増加している売上高と、市場の開拓余地。ただ、独自のノウハウがあるとはいえ、知名度も低く、未だに収益基盤は弱い。売上が伸びているのに利益が伸びていないのは、円高加えて、拡大のための先行投資、固定費の増加。今後大きく飛躍する可能性を感じさせるが、それなりのリスクを覚悟して投資する必要がありそう。



株式投資メモに戻る     新興市場の株式投資 トップへ