新興市場の株式投資

サミーネットワークス

サミーネットワークス3745)について分析2です。

2009/01/19 株価140,800円 時価総額63.8億 現在の株価

サミーネットワークスを投資対象として分析

業績推移

平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年
売上高 3,308 6,232 8,271 10,626 11,148
原価 1,703 2,178 3,476 4,887 5,889
原価率 51.5 35.0 42.0 45.9 52.8
販管費 838 1,563 2,628 3,226 3,566
販管費率 25.3 25.1 31.8 30.4 32.0
営業利益 769 2,489 2,166 2,522 1,693
経常利益 768 2,433 2,164 2,528 1,623
純利益 371 1,434 1,251 1,397 353
営業CF 612 1,179 1,041 2,495 1,500
投資CF △383 △296 △2,782 △2,520 △1,476
財務CF 148 4,795 △69 △1,046 △304

売上原価の約3分の2は、印税および著作権料
親会社のセガサミーとの取引額は約7億

サミーネットの成長性

会社の方針
 @パソコン・モバイルの既存事業の強化
 A予想ネットモバイルを収益の柱にする
 B新たな収益の柱を探すこと。

これを聞く限り、撤退した中国事業に代わる収益源はまだ模索中のようだ。社長はBについて「兆しを作る」という表現を使っている。

当面の収益源はモバイルとパソコンのコンテンツだが、特にパソコンの777ドットネットのパチンコゲームで人気がある機種を提供できるかがポイントになる。

これは妄想の域を出ないが、もし将来パチンコやパチスロがオンラインで換金可能な業態として認められたら・・・・まあ、当分はないでしょうけどね。

公営ギャンブルのポータルについては、ヤフーのギャンブル版のようなイメージを想定しているようだ(IR担当より)これが実現すると相当に面白い。

リスク

PC・モバイル共に、提供元のコンテンツのヒットなどに影響を受ける。
モバイル・PC共に競争の激しい分野で、市場は飽和状態か?
パチンコ・パチスロの愛好家の人口は減少傾向にある。

係争中の案件あり。 日本旅行とメディアトラスト(サミーネットの子会社)との間でプログラム開発業務でトラブルが発生し裁判になっている。

平成19年3月30日付けで日本旅行よりメディア・トラストに対し148,443千円の債務不履行に基づく損害賠償請求訴訟が提起。メディアトラストは該損害賠償請求の棄却を求めるとともに、開発費用の支払いを求めて日本旅行に対し平成19年5月10日に334,278千円の反訴を提起。泥沼ですな・・。

株主還元

配当性向は決まっていない
05年3月に2000株の自社株買いを発表→740株取得(平均単価643,279円)
上方修正とともに増配(3,000円→6,000円)を発表(09年3月)

【割安度分析】

実績PER17.2倍(特別損失) 予想PER4.13倍(ただ税金還付のため実質的には7〜8倍程度)

業績達成+5%成長
 52.3+(9.8×12=117.4)=169.9(37.6%)

業績達成+無成長
 52.3+(9.8×10=98)=150.3(42.4%)

上方修正あり(2009/03)

指標等

実績PER 18.49倍 予想PER 4.56倍 PBR 0.73倍
ROE 4.5% ROA 3.8% 自己資本比率 84.3%
ROIC 真のPER 1.66倍
株価151,000円として計算 真のPERは、実績ベースの純利益は特別損失が発生しているため、経常利益×0.6=9.7億として計算した。



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