新興市場の株式投資

オーナンバ

オーナンバのまとめです。

オーナンバまとめ

電線業界のことに詳しいわけではないので、決算書などからどういう事業で、その強さや弱さなどをあれこれ推測するしかありません。

まず事業として、特に民生用ハーネスについては、強いビジネスとは考えいにくいということ。競合も多数いると思われますし、決算書などに「値下げ」という文言が頻繁に出てくること、利益率が低いことが挙げられます。また家電、特にテレビでの売上比率が高いために、景気の悪化でさらなる業績下ブレもありえるでしょう。

しかし、オーナンバ社の太陽電池ユニットは面白い事業だと考えます。太陽電池については(私も詳しくはないけど)結晶型や薄膜型など技術的な競争が激しく、どこのメーカーが競争に勝つのかサッパリ分かりません。

しかし、どこの太陽電池メーカーが勝ったとしても、太陽電池モジュールを連結するための線は必要なわけで、太陽電池が今後普及していくとオーナンバ社はかなり恩恵を受ける企業ではないでしょうか。

太陽光発電については、現時点でそれほどの速度で普及していくのか?ということは見当も付きません。現時点で太陽電池バブル的な状態という話もあるので、太陽電池関連!という名前だけで投資するのは大変危険だとは思います。

ただ、長い目で見るならば、太陽光というエネルギーを有効的に活用することは人類の大きなテーマであって、関連の銘柄をポートフォリオに入れておくことは、それなりに意義はあるのかなぁ・・・という気もします。

その際に直接的な太陽光関連の銘柄を買うよりも、あまり目立たない太陽光発電銘柄として、オーナンバ社を選択することは、なかなか面白い選択かもしれないと思います。ただやはり、技術的なことや業界事情などに疎いので、そのあたりがネックではあります。


割安度 ★★★ 資産的に割安感があるわけでなく、事業内容がそれほど強いわけでもなく・・・現時点での割安感はそれほどでもない。
競争力 ★★ 民生部門は競争、値下げ要請が厳しい。産業用も顧客の業績悪化で逆風
成長性 ★★★★ 太陽電池ユニットに期待
リスク ★★★★ リスク要素は尽きない
総合評価 ★★★ どうしても太陽電池ユニットに注目してしまうが、大きく飛躍するかどうかは未知数 あまり過剰な期待は禁物




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