新興市場の株式投資

オーエムツーネットワーク

ジャスダック上場のオーエムツーネットワーク(7614)の分析メモです。2010/02/06

事業

お肉屋さん(精肉店・惣菜・外食)
エスフーズ(2292)の子会社

食肉小売店舗140店、惣菜店舗25店 焼肉の牛太48店舗
ただし利益のほとんどは食肉小売・惣菜が稼いでおり、外食部門は黒字スレスレ(22年3Q時点では赤字)

業績推移

(売上)
20 21 22 23
1Q 7,406 8,135 7,926
2Q 8,744 7,846 7,874 14700?
3Q 8,535 7,975 7,596
4Q 9,186 8,700 8,000
通期合計 33,871 32,656 31,273 30,000?

事業の再編をしており、過去の売上の推移はあまり参考にならない

(営業利益)
20 21 22 23
1Q 154 270 340
2Q 78 174 239 420?
3Q 156 162 235
4Q 347 502 415
通期合計 735 1,108 1,229 1,000?

四半期ごとの推移では増益基調を維持 22年の4Qは保守的予想か。
利益が出ている理由→円高、内食化(決算書より)
繁忙期は4Q

方針(有価証券報告書より)

・日本一の食肉小売店グループを実現することを目標としております。

・いたずらに売上規模ナンバーワンを目指すことではなく、食肉専門会社として、質的に他社と差別化された商品・サービスを最高の競争力をもって提供することにより、お客様からナンバーワンの支持を頂くことにあります。

強み→当社の株主には親会社のエスフーズ鰍始め、国内、海外の食肉及び加工品の生産、卸を主要業務とする大手食肉卸業者がおり、またグループ内には食肉加工品の製造を手がける子会社を有しています。これらグループ内外の関係企業と密接な連携を組むことにより、生産地から消費者に至るサプライチェーンの中で、より安心、安全かつ競争力のある商品を確保し、小売業(川下)としての強固な地盤を築くことが可能な立場にあります。

割安度

手持ちのキャッシュは豊富で財務的には全く問題なし。ただしキャッシュ>時価総額という程でもない。
業績予想からの予想PERは7〜8倍 業績を保守的とみればもう少し割安
ただ事業の地味さを考えると、株的に割安かは微妙

その他

株主優待あり 1月・7月末権利
親会社のエスフーズが株式の約50%を保有 
ストックオプションなし
過去に自社株買いを実施
投信・外国人の比率・・・ゼロ!
経常利益に対して純利益が少ない・・なんでこんなに税金取られるんだろう?
のれん7億 5年償却→外食部門の赤字の要因

まとめ

参入障壁は無いに等しいがスケールメリットで、価格面では個人商店には負けないだろう。
ただし今後出店する余地がどれほどあるかは不明
今期は仕入れ値の低減により業績が堅調(利益)だが、今後の成長性については疑問
短期的には利益の上ブレが期待できるやも。




株式投資メモに戻る     新興市場の株式投資 トップへ