新興市場の株式投資

小田原機器

小田原機器のまとめです。

小田原機器のまとめ

まず小田原機器の事業については、実に手堅いのではないかと。

そもそも市場自体が拡大していませんし、ニッチ市場であり、ある程度独自の技術が必要であることから、新規参入者の出現の可能性は低いのではないかと思います。

逆に言えば、市場そのものの拡大が見込めないために、昨今の特需のようなことが起きなければ、業績は横ばい程度に推移していくのだと予想されます。

IPO銘柄で成長性が乏しく、いきなり減収減益ですから(^^;)さらに事業が地味で・・・となると公募価格が高いとはまったく思いませんが、さらに意味不明な売られ方をする可能性もあります。

正直、今のIPO銘柄って美味しいと思うのは私だけでしょうか?みんながIPOに注目していた頃上場した企業で、現在、株価が上場時を上回る銘柄はほとんどないと思いますが、今新興市場が冷え込んでいる中で、新規上場する企業は長い目で見れば逆の道を辿る気がします。

小田原機器の成長性については、正直言ってサッパリ分かりません。環境や高齢化社会や地方分権の進展で、バスの需要が増える、という気もしますし、変わらない気もします・・。

ただし、現時点で小田原機器が「この分野を伸ばしていく」という明確な方針を持っていないことは、新規上場企業としては非常に残念です。

ピーターリンチは、無成長産業でニッチな分野の企業に投資せよ、と言っていますが、無成長産業の中でも「成長する企業はある」と言っているだけで、無成長産業のなかの本当に無成長な企業に投資せよ、と言っている訳ではありません(私の解釈)

ただし、IPO銘柄でマネーゲームの末に、ここからさらに大きく売られた場合には、投資する妙味はあるのではないでしょうか。いや、今でも充分妙味はあると思います(^^;)

単なる推測ですが、本当は特需がある去年のうちに上場したかったのではないでしょうか。さらに邪推すれば・・今後の業績に自信がないから、さらに先延ばしにしたくなかったとか・・・素人の妄想です。


割安度 ★★★★★ なにこれ安い・・・
競争力 ★★★★ ニッチな産業で競合少ない。シェア高い
成長性 成長性に期待は・・・
リスク 手持ちの資産に比べて時価総額が著しく低くリスクは低い
株主還元 配当性向低い 上場直後なので不明な点も。
総合評価 ★★★ 成長性はなんとも言えないが「価値」に注目するなら投資できる




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