新興市場の株式投資
ネクスト |
ネクスト(2120)の分析2です。 2009/01/05 株価48,700円 時価総額90.4億 現在の株価 【成長性】
不動産加盟店はここまで伸ばせる余地があるのだろうか?ここはネクスト社の目標を安直に信じないほうが良いかもしれない。 【リスク】 不動産の景況感に左右はされる?しかし自社で不動産を売買している訳ではないので、加盟店の数さえ減らなければ直接の影響は受けない。 人件費・広告宣伝費が大幅に増加している。中間期だけで人件費+311百万・広告宣伝費+235百万。今期の業績予想が増収減益なのも、この要因が大きい。 従業員数の推移(単体) 41→59→117→218→303(平成20年) 今期もさらに増加している 不動産ポータル以外の周辺事業があまり上手くいっていないこと。 大型の契約が落ちると業績に大きく影響が出ること。 急拡大している企業なので、コーポレートガバナンスに不安も。 【割安度分析】 実績ベースでのPERは22.7倍 予想ベースでも21.6倍 業績達成+5%成長 45.5+(5.5×12=66)=111.5(81%) 業績達成+10%成長 45.5+(5.5×15=82.5)=128(70.6%) 会社の主張する実力+10%成長 45.5+(9.6×15=189.5(47.7%) もっとも楽観的な計算でも47.7%なので、投資先としては微妙か。 【指標等】
ネクスト社は大きな目標を掲げているが、これを丸々信じて良いかどうかは疑問だ。 一時期は時価総額25億程度まで株価は売り込まれて、さすがに売られすぎだと思ったが、今の時価総額90億というのは、割安感があまりない。 ネクスト社は加盟店17,000店という目標を掲げているが、これが現実的で可能な数値なのかは私には良く分からない。月次の加盟店数の伸びだけは、毎月注意深く見守っていく必要があるだろう。 2011年に17,000店かぁ・・う〜ん・・・。ここ数年と最近の伸びだけ見ると、やっぱり相当に厳しい気がするけどなぁ・・・・。 |