新興市場の株式投資

ムーンバットのメモ

ジャスダック上場のムーンバットの分析メモです。 現在の株価

分析日2009/08/09 分析時株価146円

事業

洋傘、帽子、首周り品(ストール)や宝飾、毛皮などを百貨店や専門店を通じて販売
商品は主に輸入、一部自社(子会社)製造

ムーンバットの強み

洋傘でトップシェア、傘製造の技術 

成長性

よく分かりませぬ・・・。こういう流行や天候に左右されやすい企業の成長性は、とても私のような素人には分析不能。ただ企業体質は強くなっていて、数字的には縮小傾向に歯止めがかかってきていて、反撃体制は整っているのかなーという気も。

財務

過去10年ほどの財務状況をざっと追ってみると、資産、負債の圧縮を徐々に進めており、自己資本比率は改善傾向にある。社長が銀行出身なのと関係が?

リスク

天候に影響を受ける。
為替リスク 円高は○
流行のリスク
信用買残多

割安度

PER予想水準で6倍程度 22年3月期の第一四半期は好調 

現在業績好調、しかし流行的な部分もあるので、過去の業績好調は、未来の業績を推測する判断材料になりにくい。ストールや帽子の好調がどこまで継続するか?がポイントになりそう。

評価が低いのは、こういう流行モノは判断しにくい、ストールや帽子の好調は一時的なもの(ブーム)、百貨店の業績悪化傾向、などで市場が悲観的に見ているのだろう。

まとめ

数字的な傾向で見れば、百貨店などの縮小にあわせて、2000年あたりから売上が縮小してきており、会社も資産を圧縮して強い企業体質を目指してきた数年だったと思われる。ようやく有利子負債の圧縮も完了しつつあり、企業としても攻めの経営に移りたいところだろうか。

投資対象としては、なかなか面白いが、今後ムーンバットの売上は伸びるの?という箇所については、どうにもさっぱり予測できない・・・。現時点ではかなり評価が低いので妙味はあると思うが、長期的な企業の成長イメージは描きにくい。



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