新興市場の株式投資

共和工業所

ジャスダック上場の共和工業所(5971)について分析します。(全6ページ)

更新日2009/04/19 分析日2008/12/26

新興市場の事業について

事業内容

当社グループは、ボルト専門メーカーとして、六角ボルト、六角穴付ボルト、特殊ボルト等を冷間鍛造及び熱間鍛造により、素材から熱処理までの一貫生産体制で製造し、建設機械、自動車関連、産業機械等の業界向けに販売を行っております。(有報)

大変地味な事業ではあるが、ボルトといっても作るには独自のノウハウが必要なようだ。主要納入先はコマツ(小松製作所)。自動車関連にも進出している。

コマツに対する売上割合の推移

15 16 17 18 19 20
売上割合 19.1% 20.1% 18.0% 18.1% 17.7% 18.7%
売上高(百万) 671 900 1,030 1,244 1,543 1,867

売上の輸出に占める割合は10%程度で為替の影響は限定的

16 17 18 19 20
建設機械 80.0% 79.1% 79.8% 78.9% 79.9%
自動車関連 11.8% 13.5% 13.2% 13.8% 12.9%
その他 8.2% 7.4% 7.0% 7.3% 7.2%

数年前の有価証券報告書から、建設機械に対する売上比率が高いことから、それ以外の部門の売上比率を高めることを課題として掲げているものの(建設機械以外で目標30%)比率はほとんど変わっていないことが分かる。

共和工業所の強み

コマツとの信頼関係 
長年培ったボルトの製造技術
素材から熱処理までを一貫生産できること。

競合

調べてみたがそれらしい大きな競合企業はない。中小零細企業が多いと推測

市場環境

景気悪化の影響で建設機械の受注が激減したために、二度の下方修正を発表している。
機械受注の動向に注意



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