新興市場の株式投資

コメ兵

コメ兵のまとめです。

コメ兵まとめ

まず事業については、中古ブランドのデパートという大変ユニークな業態です。中古品の本や家電、雑貨などを扱う大規模な業者はいくつかありますが、中古のブランド品や宝石を大規模に扱うのはコメ兵ぐらいではないでしょうか。

このブランド品や宝石などのビジネスは結構ノウハウが必要なようで、目利き次第では大きな損をしてしまいます。偽ブランドを見極められないと話にならないですからね。また在庫の管理なども非常に難しく、そういう意味ではある程度の参入障壁があると考えられます。

最近の業績は、景気の低迷により大きく落ち込んでいます。まあ、宝石やらブランド品などですから・・不況で買う人も減るのは仕方ないところでしょうか。また日本人のブランド離れや、インターネットでの販売なども増加しているようです。

これら逆風が吹きまくっているコメ兵ですが、期待できる部分もあります。

まず宝石とかブランド品というのは、実際に自分の目でみたり、信用のある業者からでないと怖くて買えない、という性質があります。それにコメ兵もインターネットで販売をしていますが、宝石やブランド品の販売なら、知名度と信頼のあるコメ兵のほうが有利ではないでしょうか。

また、中古品を大規模に扱う業者は、本や雑貨や家電などではすでに全国展開されていて、今後の成長性する余地(地理的な意味)は狭いといえるでしょう。それに比べればコメ兵の活躍できる場所は全国にまだまだあります。まだ東海地方から首都圏や関東に少し進出した程度です。

そう考えると、今は景気低迷で将来をまったく期待されていないコメ兵ですが、大きく化ける可能性もあるのかなぁ、という気はします。へなちょこな計算ですが、過去最高益で純利益10億は達成していますので、これが将来過去最高益を達成して、知名度も上がって、市場も盛り上がっていれば・・・時価総額200億ぐらいは充分に可能なわけです。

市場参加者のほとんどが注目も期待もしていない。だからこそ面白いかもしれません。


割安度 ★★ 解散価値という意味ではかなり売られているが、持っているたな卸し資産の正確な価値は良く分からない。また手持ちのキャッシュもやや厳しいか。資産的には買えない。
競争力 ★★★ 中古ブランド品全体は落ち込んでいるものの、信用力や知名度(東海)やノウハウで一定の競争力
成長性 ★★★★ ブランド品なんて全然ダメ、という見方もあるが、地理的な成長の余地はまだまだ大きい。
リスク ★★★ 財務体質は改善傾向 財務に明るい役員も多い
総合評価 ★★★ コメ兵の大化けに期待する人は買うべし




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