新興市場の株式投資
キトー |
東証1部上場のキトー(6409)について分析していきます。新興市場の企業ではないのですが、製造業で良い会社はないかな?と探していたらヒットしたので分析してみます。 分析日2009/06/15 【事業内容】 チェーンブロック・ホイストクレーンの製造・販売
では、このホイストクレーンはどこで使われるのか?パッと見た感じでは、工場専門なのかな?と思いがちだが、どうもそんなことはないようだ。決算説明資料の20ページ参照 昔はもっと製造業に顧客が偏っていたようだが、なるべく顧客層を広くすることで、リスクを分散できているとのこと。・・・今回の不況では全産業全滅なわけですが(^^;) 販売はほとんどが代理店経由 【地域別のシェア】 主要三製品で国内シェア60.8%(2009年3月期) 56.4→63.2→60.8(今期はシェア減少) 米国でのシェア33.2%(22.1→31.6→33.2) 欧州でのシェア・・・増加中 中国・・・ロープホイストではトップシェア その他、中東・ロシア・タイ・・・もう少し先ではインドなど、開拓中の地域多数 主要三製品とは、手動チェーンブロック、レバーブロック、電気チェーンブロック 【事業の強み】 苦境から再建した企業ゆえに、効率的な製造体制ができている 国内でトップシェア、海外でもシェア拡大中 08年には値上げ実施 製品にコスト増を転化できる企業は強い 安全性に関わる製品で、人命にも関わるので参入障壁はある程度高い 製品は重力がある限り必要な性質のものであること 強みは推測&期待半分 【事業の弱み】 製造が主に国内(山梨県)で海外売上比率が61.4%(09年)なので、為替の影響が大きい 山梨県でほとんどを製造しているために、災害等のリスク 【市場環境・競合】 競合は、日立産機システム 日本ホイスト 象印チェンブロック(いずれも非上場) これらは、製品検索で出てきた企業で詳しい数字など不明・・・。まあ、シェア60%超なので、大きな競合はないのかな。 世界の市場規模3,940億円(2008年)世界シェア10%程度(中期20%目標)
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