新興市場の株式投資

北川工業

北川工業(6896)のまとめです。

北川工業まとめ

ざっくりと割安度分析をしてみて、資産的にとても割安感があったので調べてみたのですが・・・いやはや情報が少なすぎて難航しました。これだけ情報が少ないと、注目する投資家も少ないでしょうから、逆にお宝銘柄の可能性もあります。

まず、事業については細かい情報はないのですが、家電や情報機器に使われる部材のなかでも、ニッチでシェアが取れる商品だけに特化して、さらにファブレス経営で開発に専念することによって、高い利益率を確保していると考えられます。

ニッチな商品を追求した結果、電磁波対策部材と精密プラスチックが結果的に主力商品になった、ということではないでしょうか。

今回の不況で、取引相手の業績が悪化して北川工業にも影響が出てきていますが、それでも業績的にきちんと利益が出ていることは、このように低コストで研究開発に特化したビジネスモデルゆえなのでしょう。

名証2部に上場しているために、流動性が乏しいこと。さらに配当が少ないこと。知名度が低いこと。事業内容が分かりにくいこと。IRにあまり関心が無いこと・・・。

これらの要素に黙って耐えられるなら、投資対象として妙味があるのではないかと思います。もう少し・・せめて決算説明資料ぐらい出してくれるとありがたいのですが。。

電磁波対策部材・・・少し前に「電磁波が〜〜〜!」と叫んでいた教団体を、ついつい思い出してしまうのは私だけでしょうか。


割安度 ★★★★ 資産面で充分割安です。
競争力 ★★★ 一定の競争力はあると思われる。
成長性 ★★ 電磁波対策・・・どうなんでしょう・・・(^^;)
リスク 手持ちの資産に比べて時価総額が著しく低くリスクは低い
株主還元 あまり株主に関心がないのでは。
総合評価 ★★★ 割安だが、いつ見直されるか?



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