新興市場の株式投資

インテージ

インテージのまとめです。

インテージまとめ

市場調査というマイナーな分野であることや、東証2部(平成21年から東証1部)の銘柄であるため流動性に乏しく、知名度もそれほど高くないために割安で放置されています。

まず、パネルリサーチ事業については、ライバルのニールセン社が撤退したために独占状態となり、今後新たな競合他社が出てくるとは考えにくいです。

カスタムリサーチについては、最大のライバル、マクロミルだけでなく、他にも競合他社が多数存在するために、競争激化によって、売上の減少や単価の下落の懸念があります。

また、現在は足を引っ張っているシステムソリューション部門と、メディカルソリューション部門の伸張、また日系企業の海外進出とともに、インテージ社も海外での売上を伸ばせるかがポイントになってくるでしょう。

不況に強い会社だとは思いますが、顧客の業績・パネルリサーチ以外の分野次第で下ブレもあるかもしれません。しかし広告費などに比べて、調査部門の費用は簡単には削れないので、大きく打撃を受けるのは回避できると考えています。

ネットキャッシュが貯まっていないので、今後の事業によるキャッシュだけが頼りですが、この会社の事業の強さを考えれば、今でも充分割安と考えます。

今後、株式市場での評価が高まるには、国内の調査部門の回復、海外への進出が成功するかがポイントになりそうです。


割安度 ★★★ 資産的な割安感はない。事業面での割安感はある
競争力 ★★★★ パネルリサーチ分野での競争力は抜群
成長性 ★★★ 日本での調査市場そのものはまだ伸びる余地がある。海外への進出にも期待
リスク ★★ 資産的な割安感がないために、下値の怖さはあるものの、事業の強さを加味すればリスクは限定的
総合評価 ★★★ パネルリサーチ部門の強さをテコに、新たな収益源の成長に期待




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