新興市場の株式投資

翻訳センター

大証ヘラクレス上場の翻訳センター(2483)について分析していきます。(全2ページ)


翻訳センターの事業内容

企業の名前のとおり、翻訳業務をしている。実際の翻訳業務は翻訳センターの社員ではなく、契約している登録者が行う。翻訳センターは翻訳者の選定を行う。
翻訳事業は5つの分野に分かれている(カッコ内は売上に占める比率)
・特許分野 国内企業の外国出願、外資企業の日本出願等に伴う翻訳業務(36.5%)
・医薬分野 製薬会社向けに新薬等医薬品開発段階での翻訳業務 (29.6%)
・工業分野 輸出・輸入企業向けの翻訳業務(22.1%)
・金融分野 銀行・証券会社・保険会社等金融機関向けの翻訳業務(10.1%)
・その他 翻訳者の派遣など。(1.7%)

【強み】

翻訳業界では最大手

【直近の業績】

21年中間決算は堅調。金融部門がサブプライム関連で打撃を受けているが、それ以外の分野で補っている。

【翻訳業界について】

・翻訳業界の市場規模は?
→1000億〜2000億といわれている
・翻訳会社はどれぐらいある?
→2000社〜4000社あるといわれている
・翻訳業界の市場規模は拡大していますか?
→市場全体が拡大しているかどうかは不明

ずいぶん大雑把なデータですね。翻訳業界は把握しにくいのかもしれません。

事業規模 ★★ 売上高43億 従業員215名 
年収 平均年収377万


翻訳センターの資本・財務分析

【株主構成】

筆頭株主はウィザス24.8%(ウィザスは学習塾を経営するジャスダック上場企業) 
第二位は社長の東郁男氏5.1% 以下は5%未満

【資本政策】

新株予約権 1,545株 平成22年6月30日まで。 行使価格112,800円

11.8%の希薄化懸念・・・結構多い。平成22年が期限か〜うーむ・・・

【財務】

・フリーキャッシュフローがデータを見れる過去5年で一度もマイナスになっていない。
・資産のうち、固定資産が非常に少ない。

ネットキャッシュ+11.7億(21年中間時点)

【株主還元】

配当性向は決まっておらず、自社株買いは実施していない

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