新興市場の株式投資
ハビックス(3895) |
ジャスダック上場のハビックスについて分析していきます。 分析日2009/07/02 【事業内容】 不織布および紙製品の製造・加工および販売
@不織布関連事業 パルプ不織布の一部は最終製品として販売(花王やユニチャーム、ユニーなどのプライベートブランド) →パルプ不織布原反(クッキングペーパー、オシボリおよびドリップ吸収シート(肉、魚のドリップ吸収材 それ以外は加工業者への出荷となっている。 →パルプ不織布加工(クッキングペーパー) A紙関連事業 一般的に衛生用紙と呼ばれるもので、主に紙オムツ・生理用ナプキン等の吸収体の包合紙やティッシュペーパーおよびテーブルナプキン等に使用されている。原材料はバージンパルプ(木材) 原材料は、カナダ・アメリカ・ブラジル・北欧などで生産されており、国内の数社の商社を通じて調達。円高は好材料 【セグメント別推移】
パルプ不織布の加工と衛生用紙が成長ドライバー 営業利益推移(消去前)
紙関連は原材料の高騰による影響を受けやすいと推測 【事業の強み】 50年以上に渡って蓄積された不織布技術 顧客との信頼関係 数字上は景気の影響を受けにくいと推測(必需消費関連ゆえか) 【事業の弱み】 原材料(パルプ)の影響を大きく受ける 価格への転嫁は不可能ではないが容易でもない。 オムツのマーケットで1社あたりの出荷額が大きいので、(スイッチングコストなどの詳細は分からないが)もし他社切り替えが発生したら大きな打撃になる。 【市場環境・競合】 国内の市場については全体的に飽和状態 ハビックスでは、家庭用(原反)について伸びる余地あると分析 オムツの市場については、国内(大人用)海外の伸張とともに需要も増加 細かいシェアなどの数字は、会社説明会資料を参照
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