新興市場の株式投資

ゲンキー

ジャスダック上場のゲンキー(2772)について分析していきます。(全2ページ)

ゲンキーの事業内容

福井県を中心にドラッグストア・メガドラッグストアを展開
売上の比率はメガドラッグストアが90.2%と高い比率になっている。

ドラッグストア
・標準売場面積150坪 
・取り扱い品目12,000〜18,000 
・主に住宅地で医薬品を販売

メガドラッグストア
・標準売場面積450〜900坪 
・取り扱い品目28,000〜35,000 
・メインは生活用品で医薬品も売っている 
・主要生活道路沿いの郊外に出店

ゲンキーのメガドラッグストア会社HPより

売上構成

ゲンキーの売上構成比率 店舗形態・品目別
全社での売上比率は食料品が44.9%と最も高く、次に化粧品の20.2%、雑貨の17.2%、ようやく医薬品の14.6%となっており、生活品がメインになっている。

出店地域 福井28 岐阜9 石川7 愛知5 富山1

強み

メガドラッグストアという業態は日本では珍しく、大型スーパー+薬局といったイメージ。日常品なら何でも手に入るし、しかも結構安く買えるのよ、一度行って見ない?ねぇ奥さん?なーんてところがウリ。

福井県でのドラッグストアのシェア首位

競合

コンビニ・ドラッグストア・スーパー・・・たくさん。
薬事法改正で医薬品販売が容易に。



新興市場の従業員・経営者・IRについて

沿革

昭和63年 藤永賢一氏がゲンキーつくしの店 創業
平成2年 ゲンキー設立
平成12年 メガドラッグストア1号店
平成16年 新興市場のジャスダックに上場

従業員

16 17 18 19 20
従業員数(臨時) 172(244) 195(380) 247(502) 270(570) 322(594)

平均勤続年数 2.7年
平均年齢 28.2歳
平均年収 422万円

若干従業員の増加ペース速い

経営者・役員

社長は創業者の藤永賢一氏 昭和37年生まれ 
役員数8名(うち監査役3名)役員の平均年齢が43歳ぐらいで若い!

IR

月次あり
決算説明資料なし 動画なし


ゲンキーの資本・財務分析

株主構成

筆頭株主はフジナガインターナショナルキャピタルズ25.1% 
第二位は創業者で経営者の藤永賢一氏19.3% 藤永家で44.4%持っている。 
第三位(株)華 8.2% 詳細不明

藤永氏の持分は若干低下もフジナガインターナショナルが増加、合計では若干増
従業員持株会の保有比率が徐々に上昇

資本政策

新株予約権 640株 平成21年11月12日まで 行使価格 55,000円
新株予約権 1144株 平成22年9月30日まで 行使価格 149,500円

まだあるが、行使価格が25万円以上なので、とりあえず希薄化懸念の心配は上2つ。
発行済み株式数が30,384株なので、希薄化懸念は結構ある。

株式2分割を過去に2回

2004年に公募増資1000株 

最新の会社四季報に増資検討とある。この株価水準で公募増資するのだろうか?

財務

大きく有利子負債に依存していることはないが、それでも少なくもない。
これ以上有利子負債を増やしたくないから増資ってことなのか。

ネットキャッシュ11.8−43.9=−32.1億 保証金15億 土地11.8億

会計

トーマツ監査法人


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