新興市場の株式投資

日本ゲームカード

ジャスダック上場の日本ゲームカード(6261)について分析していきます。ゲンダイエージェンシーと同じく、リクエストいただいたパチンコ関連の企業です。

分析日2009/06/06

日本ゲームカードの事業について

【事業内容】

全国のパチンコホール向けにプリペイドカードシステムを提供している。収益の柱は3つで、機器の販売、カードの販売、システム使用料の徴収がある。SANKYOの子会社

・プリペイドカードシステムの関連機器を販売
カードユニット、券売入金機、精算機等を代理店経由で販売。売り切り型のビジネス

・カードの販売
磁気カードとICカードの販売。磁気カードは使い捨てで、ICカードはリサイクル可能。遊技者の消費金額に応じて加盟店から「情報管理料」を徴収。→売上額は過去の未精算分の計上含む

・システム使用料の徴収
プリペイドカードシステムを運用するための費用として、カードユニットの設置台数に応じたシステム使用料を徴収。ストック型ビジネス

各事業別の売上高推移

18 19 20 21
カード機器 14,975 13,847 16,052 13,620
粗利 1,786 1,634
カード販売 5,870 5,134 6,111 5,252
粗利 4,252 3,425
システム使用料 9,541 8,481 12,981 11,533
粗利 6,116 5,473

平成20年にレジャーカードシステムを買収した関係で売上増加
収益源は機器ではなく、システム使用料だと分かる
買収効果で売上は増加しているが、それでも売上の減少に歯止めが掛かっていない。

事業の強み】

パチンコホール向けプリペイドカードシステムでシェア1位(約40%)
親会社のSNKYOの後ろ盾

事業の弱み】

企業努力というよりも市場環境、特にパチンコホールの店舗数に影響される。
競合のマースエンジニアリングなどに押されている

市場環境・競合】

競合は、上場企業でグローリー(6457) マースエンジニアリング(6419)
非上場 ジョイコシステムズ アルゼMJ

確かに市場環境(ホール数の減少)はあるが、それ以上にシェアを減らしている
決算資料の9ページ・16ページ参照(苦し紛れの買収に見える)
その根本的な要因は何だろう?
→体育会系的な営業努力で解決できるのか?



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