新興市場の株式投資
フレンテ |
フレンテのまとめです。 四季報を見ていて、フレンテと見た時に何の会社か分かりませんでしたが、湖池屋を傘下にもつ・・というかほぼイコール湖池屋だと思って良さそうです。 業績については、過去の推移を見ると非常にブレが大きいと分かります。これは商品の質がヒット作などに左右されやすいということ、またコスト面もブレやすいことがあると思われます。 今期(21年6月期)においては、上方修正を発表しており業績は好調ですが、この要因はリッチカットのヒットと、商品価格や燃料価格の低下、また広告宣伝費や販促費の低減にありそうです。 もし、今後ともこの水準が維持できるならば、営業利益で最低でも毎年20億ぐらいはいけそうですが、どうも今期に限って見ると、一時的な大ヒットによる要因もあるようで、これをもってフレンテ(湖池屋)最高!割安!!と飛びつくのは少し怖いです。 もちろん、今後ともフレンテ(湖池屋)がヒット作を連発して、しかもコストも低減できれば、かなりのリターンを得られる可能性はあります。(現に過去は営業利益率10%もあった:湖池屋単体)仮に売上が順調に増加して、フレンテインターナショナルの赤字も解消できて、営業利益率10%を達成できれば・・・と妄想してしまいます。 ただ、コンビニなどの売り場を見てみると、カルビーや東ハトなどのライバル社だけでなく、プライベートブランドがかなり出てきており、また国内の市場も大きな拡大は望めないので、楽観シナリオが描けるかな?という懸念もあります 今後は、海外での展開、赤字部門の戦略、コスト低減、新商品の開発がカギになりそうです。湖池屋の熱狂的なファンで、世界のフレンテ(湖池屋)になると確信できるならば、とても良い投資機会といえるでしょう。
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