新興市場の株式投資

フェイス

フェイスのまとめ2です。

フェイスのまとめ

では、投資家としてはフェイスをどんな風に考えれば良いのでしょうか?

まず、フェイスの現在の価値について考えて見たいと思います。将来の壮大な構想については、成功するかどうかなんて私ごときには分かりませんので、可能なことだけをやってみます。

最初に資産価値について考えます。手持ちの資産で会社情報の財務で調べたとおり、ざっくりと80億ぐらいの余剰資金がありそうです。計算していない負債や資産も若干ありますが、ざっくり計算で行けば特に大きくはブレていないと思います。

そして、事業価値ですが、業績のところでも触れたように、フェイスの会計上の数字をこのまま受け取ると、現状は黒字スレスレの会社ということになりますが、のれん償却費がかなり影響していますので、その分を割り引いて考える必要があります。

そう考えると、着メロ事業がどんどん落ちてきていますが、それでもだいたい20〜25億ぐらいは年間営業キャッシュが入ってくる会社ということは言えそうです。現在の時価総額がおよそ80億ですから、事業の価値だけでも意外と割安感があります。

会社が発表した数字では、来期のPERが数十倍という数字になっていますが、実質的には5倍程度といえるのではないでしょうか。

では、これらのことは現在のフェイスの株価にどの程度織り込まれているのでしょうか?これは正直よく分かりませんが、意外と取引しているのは個人投資家が多いのかなぁ、という気がします。

話題の中心(あくまでもインターネット上の)を見ると、ウェブマネーなど子会社の話や、チャートのことや株価的なもの上がれー!だめだーー!とかそういう話が多いので、意外と会計のことまで把握して売買している人が少ないのかも?なんて思ったりするのですが、いやいや暴落後に生き延びている個人投資家なら、そんなにレベルは低くないはずだ、とも思いますし、どうなんでしょう・・・。

私としては、このような攻撃的な会計処理というのは、会社・経営者の姿勢としても、長い目で見た財務的な意味でも、もっと評価されて良いのではないかな、と思います。人間どうしても見た目の数字や短期的な評価を気にしてしまうものですからね。

結論として、フェイスは・・・ドリームチケットくじ付バリュー株!!ってところでどうでしょうか(^^;)


割安度 ★★★★ 個人的にはかなり安いと思うのだが・・・
競争力 ★★★★ 着メロについては独占的 ただし市場自体が縮小 電子マネーもオンラインゲーム市場次第 
成長性 ★〜夢 株はロマン?
リスク ★★〜? 常に挑戦する会社というイメージ
総合評価 ★★★+ロマン 乗る?乗ってみる?




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